EULA COOPER (NUMERO)
2018 / 06 / 23 ( Sat )
EULA COOPER / LET OUR LOVE GROW HIGHER (NUMERO NUMCD 1263)
01 eula cooper cd 1
02 eula cooper cd 2
楽本 p 139 で取り上げている Eula Coope、彼女が Jesse Jones のアトランタ・レーベル Tragar、Super Sound、Note に残した全 14 曲をすべて収録したもの。既に 10 年前に組まれた 2 枚組コンピレーション THE TRAGAR & NOTE LABELS (NUMERO 020) で大半は聴けるものの、単独で全曲収録のアルバムが出たことを喜びたい。私は CD だけじゃなく LP 盤も買いましたよ。内容については、コンピの方のレビュー (当ブログ 20080707) で詳しく触れているので、そちらも参照ください。
68 年 14 才でデビューし 73 年まで、ティーンエイジャーながら、アイドル路線ではなく、ちょっと大人な曲を歌ってくれているのが嬉しいじゃありませんか。S 先輩から声も出てないし歌も下手とけなされましたが、女性ソウル・シンガーの魅力ってのは、男とは違って、声の迫力や歌の上手さだけじゃありません。純情や健気さだってソウルフルだし、女性ならではの凄みとかもあるし、ユーラ嬢の良さも分かっていただける人には分かっていただけるはず。女好きでサザン・ソウル好きの方、必聴です。
コンピに未収録だったのは ⑦⑫⑬ の3曲、マイ・ベストは ⑧、セカンド・ベストは ③、妙に切ない ⑩ も捨てがたい、①⑤⑥⑦⑨⑪⑭ も好き、注意深く聴いてください、ソウル・ミュージックでしか味わえない微妙なニュアンスが感じられるでしょ。

03 eula cooper shake 1
オリジナルは Tragar 6809、ローカル・ヒットし Atlantic からもリリースされましたが、全国的には不発。
04 eula cooper super sound 1
05 eula cooper beggar 1
私の所有盤には無いけど、ライナー掲載の盤にはライター名に Sam Dees & David Camon とあり、Rhythm by Fame Rhythm Section とあります。
06 eula cooper standing 1
07 cherry blend king 1
The Cherry Blend / Love Is Gone (King 6402) 72
ユーラがシニア・ハイ・スクールの友達と結成した 3 人娘、シングルは 1 枚のみ。CD には未収録、思い詰めた鬱なスロー・バラード、ソロとボーカルのテイストがちょっと違うので、リードはユーラ嬢じゃないかも。
17:48:03 | もっと楽ソウル | コメント(0) | page top↑
DO THE BLUES 45s ! Vol.2 & CLASSIC GOSPEL
2018 / 06 / 03 ( Sun )
ソウルじゃないけど、ひさびさの CD 紹介。
発売からちょっと時間が経ってしまって申しわけありません。まずは DISK UNION のブルース番長秋元さんの選曲によるコンピレーション第 2 弾。

DO THE BLUES 45s ! Vol.2 (THINK! RECORDS)
01 blues 45 vol two 1
02 blues 45 vol two 2
第 1 弾に続き、50 年代 60 年代のシングル盤から選曲された 20 曲、モダンなものからダウンホームなものまで、もう弾けまくり、半世紀前の音なのにとびっきりの鮮度でキトキトです。前の 20 曲でブルースに目覚めた方、さらにブルースも楽しい音楽だということが分かっていただけるはず。こういうコンピレーションは貴重、まずはマディやウルフを聴かなくちゃとおっしゃる先輩について行くのはお薦めできません、楽しくなくて挫折しちゃうよ。
インスト・ナンバーが減っています。今回も女は入ってません、私としては唯一注文をつけたいところ、秋元さん女嫌いなのかな。前も書いたけど、大事なのがライナー・ノーツ、音源の情報だけで無く、どこが気に入っているのか愛情をもって語ってくれていて、読んでいて楽しくなります。選者の嗜好で選ばれた曲ゆえ、どこが好きなのかどうして聴いてもらいたいのか、それが分からないといけません、秋元さん、第 3 集もお願いしますね。
03 little sonny stretchin out
最後まで聴けるんですが、とんでもないところにドリル・ホールがあって困ってます。
04 memphis slim lonesome
05 bob reed melatone
オリジナルは Vocal Ivory Lucky、私のはセカンド・プレス。
06 larru davis duke i tried
08 clyde hopkins black gold
07 t v slim ideel
09 earl hooker cj
10 elton anderson vin

続いて、最強のゴスペル・コンピが出ました。

CLASSIC GOSPEL 1951-1960 (ACROBAT)
ORIGINAL RECORDINGS RELEASED BY PEACOCK RECORDS, HOUSTON, TEXAS
11 classic gospel 1
12 classic gospel 2
昨年末に出ていたよう、2 ヶ月ほど前に土山さんのホット・ディスクの通販リストで見つけて、遅ればせながら購入。4 枚組で全 110 曲と曲数もたっぷり、さらに内容が圧倒的、それでもって価格も格安、ゴスペルも聴くというソウル・ファンには絶対のお薦めであります。
SPECIALTY、SAVOY、VEE JAY などに比べると、PEACOCK のゴスペルは CD で聴けるものがあまり見当らず、マイ・ゴスペル CD コレクションもなんだか中途半端だったけど、この 4 枚組でそんな不満も一挙に解消されました。Sensational Nightingales が 26 曲、Dixie Hummingbirds が 31 曲、この 2 グループで過半を占めますが、マイナーもちゃんと入っていて、以前紹介した Alpha and Omega Singers のシングルも両面収録されてます。他、Spirit Of Memphis、Sister Jessie Mae Rengro、Rev Cleophus Robinson、Gospelaires、Bells Of Joy、Original Five Blind Boys Of Mississippi 等々。
最も感激したのが Julius Cheeks の Sensational Nightingales、凄すぎて前後の曲の印象が薄くなってしまいます。録音順じゃ無くてアーティストごとにまとめて収録でも良かったんじゃないかな。音質もまずまず、Acrobat には続いて 60 年代の PEACOCK のゴスペル・シングルの CD リイシューも期待、Sunset Travelers (O.V.Wright)、Five Blind Boys (Roscoe Robinson)、Spiritual Five (Wilson Pickett) もまとめてコンプリートでお願いします。
16:56:51 | もっと楽ソウル | コメント(0) | page top↑
DO THE BLUES 45s ! (THINK! RECORDS)
2017 / 08 / 24 ( Thu )
DO THE BLUES 45s ! (THINK! RECORDS)
01 do the blues 45s 1
02 do the blues 45s 2
ブルースもシングル盤を聴かなきゃお話にならない。そんな思いに応えてくれるようなコンピレーションが発売されました。ジョージ・ハーモニカ・スミス、フェントン・ロビンソン、チャンピオン・ジャック・デュプリー、マイティ・ジョー・ヤングなんてなじみの顔も見えますが、おおかたは名前だけじゃピンとこない方々。どこからか、こんな連中をあつめてきたのが、楽ソウルのブルース・レココンでもお世話になっている disk union の秋元伸哉さん。温厚なお顔をしてらっしゃいますが、けっこう硬派、私が最も頼りにしているブルース番長であります。収録曲については、秋元さんが一つ一つコメントされているので、私の感想は不要でしょう、モダンなものからダウン・ホームなものまで、60 年代のものがほとんど、50 年代のものが少し、半数がインスト、女がいないが、色気はたっぷり。マイ・ベスト・スリーだけ挙げておくと、① Trap Meat / George Smith、⑨ Leaving Blues / James Walton and his Blues Kings、⑭ Encourage My Baby / Ace Holder、初めて聴いた ⑨ は渋凄、これはシングル盤ほしいですね。
お勧めの CD コンピの聴き方、1 曲 1 曲区切って聴くこと、シングル盤をターン・テーブルに 1 枚 1 枚のせて聴く感覚です。私は、番長のライナーを読みながらです。インフォメーションだけでなく、シングル盤の魅力や楽しみ、曲の聴きどころについても教えてくれますよ。余計なお世話ですが、ソウル・ファンにももっとブルースを聴いてもらいたい、好きになるのに理屈や常道はないので、大物でもベーシックでもないけど、このコンピはお薦めです。もしかしたら、とびっきりの出会いがあるかもしれません。
THINK! RECORDS 様、秋元番長ファンなので、第 2 弾も期待しております、よろしくお願いします。

03 fention robinson freeze
04 flash terry southbay
05 freddy young friendly five 1
06 mighty joe young voo doo dust
07 johnny jenkins pinetop
08 ace holder lulu
03:38:38 | もっと楽ソウル | コメント(0) | page top↑
WINFIELD PARKER (OMNIVORE) / TINMINE SOUL SUPPLY (NUMBERO)
2016 / 06 / 30 ( Thu )
WINFIELD PARKER / MR. CREAN : WINFIELD PARKER AT RU-JAC (OMNIVORE 173)
01 winfield parker ru jac cd 1
02 winfield parker ru jac cd 2
これはもう皆さん買ってお聴きになっているはず、楽 SOUL (95、96p) でもかなり力を入れて紹介したシンガーなので、その補足を中心に簡単にコメントしておきます。
まずはディスコグラフィー、頭の数字は本 CD の曲順。
① My Love For You / ② One Of These Mornings (Ru-Jac 07) 1964
③ When I'm Alone / ④ Rockin' In The Barnyard (Ru-Jac 45007) 1965
⑤ I Love You Just The Same / ⑥ My Love (Ru-Jac 0017) 1966
⑦ Go Away Playgirl / ⑧ Wandering (Ru-Jac 0019) 1966
⑨ Sweet Little Girl / ⑩ What Do You Say ? (Ru-Jac 0020, Atco 6474) 1967
⑪ She's So Pretty / ⑫ Oh My Love (Ru-Jac 0022) 1967
⑭ A Fallen Star / ⑬ I Love You Just The Same (Ru-Jac 0024) 1968
⑰ Funkey Party / ⑫ Oh My Love (Ru-Jac 200) 1968
⑮ Mr. Clean Part 1 / ⑯ Mr. Clean Part 2 (Ru-Jac 101) 1968
発表年が CD の記載と違います。他の資料及びライナーの内容も参考にしており、ご了解ください。
ウィンフィールド・パーカーは 1942 年ボルチモアの生まれ、最初はサックス奏者として活動、地元の Rufus Mitchell に認められ、彼のレーベル Ru-Jac からソロ・シンガーとしてデビュー、同レーベルに 9 枚のシングルを残している。本アルバムではほぼ発表順に全曲収録、さらに未発表曲 1 曲、別テイク、ステレオ・バージョン、デモ録音等で 5 曲、計 23 曲が収められている。10 曲目までがボルチモアもしくは NY 近辺での録音。① は Sonny Warner がオリジナル、好きな曲だったようで後年再録音している。⑦⑨⑩ の作曲者は Arthur Conley だ。なんでアトランタのコンレーがと疑問だったが、両親が離婚していて、65 年頃、ボルチモアに住んでいた父を頼って、コンレーがアトランタから都会のボルチモアにやって来たということらしい。コンレー自身も Ru-Jac からシングルを 1 枚リリースしている (Harold Holt and his Band名義)。コンレーは 46 年生まれだから、ウィンフィールドの 4 歳年下、シンガーとしての資質も似かよっている 2 人、その後の歩みを考えると、当時、二人の間にどういう感情があったのか興味深いところである。なお、⑨ は Gene & Eddie (楽SOUL 163p 参照) も歌っている曲だ。
⑪ から ⑭、⑰ の 5 曲はフィラデルフィアの Virtue スタジオで 1967 年 6 月に録音されたもの、⑪ と ⑰ のバック・トラックはほぼ同じ、フィリーならではのファンキーなジャンプ・ナンバーだ。⑭ は楽本で紹介している Jimmy Dotson (40p 参照) が曲を書いている。⑮⑯ は Dickey Williams の曲で、ボルチモアに戻っての録音、この曲には、先に Dickey & Gloria (Diamond 161) でのバージョンもある。
ほぼ全曲が初 CD 化、音が聴きたいばっかりに、シングルをせっせと集めてきた私にとっては感慨もひとしおの CD アルバム、OMNIVORE は Carl Hall に続いて良い仕事をしてくれました。
いつもながら、蛇足を少し。
03 winfield parker wondering
Winfield Parker / Wondering (Ru-Jac 0019) 1966
楽本では、「バラードよりもリズム・ナンバーやアップの曲に見るべきものが多い」なんて、分かったような顔をして浅はかなことを書いてしまった、反省。後年、再録されているが、Wand 盤には無い素朴さがありますね。じっくりと噛みしめるようなボーカルに涙です。
04 winfield parker i love you just blue
05 winfield parker i love you just yellow
Winfield Parker / I Love You Just The Same (Ru-Jac 0017) 1966
Winfield Parker / I Love You Just The Same (Ru-Jac 0024) 1968
先の録音が上の青色レーベル、フィラデルフィアで再録されたのが下の黄色レーベル。青の方は The Shyndells Band とあって、Ru-Jac のハウス・バンドがバックが務めている。オルガンとドラムスが勇ましい。持ってないと良く聴こえてしまうということもあり、楽本ではことさらに青を持ち上げてしまった。曲の完成度ということでは黄色の方かも。でも、荒っぽくてガッツのある青がやっぱり好き。

Ru-Jac 以降のディスコ・グラフィーは次のとおり。
Shake That Thing / Brand New Start (Arctic 151) 1969
COOLER THAN ICE (JAMIE/GUYDEN) の CD ボックスで聴けます。
I'm Wondering / Will There Ever Be Another Love For Me (Wand 11218) 1970
A 面傑作ディープ・バラードは When A Man Cries (楽本 210p) に収録。
S. O. S. (Stop Her On Sight) / I'm On My Way (Spring 116) 1971
A 面 The Spring Story、B面 The Soul Of Spring Vol.2 (楽本 360p) に収録。
Starvin' / 28 Ways (Spring 126) 1972
B 面 The Soul Of Spring (楽本 359p) に収録。
Trust Me / Baby, Don't Get Hooked On Me (GSF 6883) 1972
A 面 Rare Soul Heaven (Outta Sight 020) に収録。
My Love For You / I Wanna Be With You (P & L 62142) 1979

06 winfield parker arctic 2
Winfield Parker / Shake That Thing (Arctic 151) 1969
Jimmy Bishop の制作、この曲のバック・トラックをそのまま使って、Honey & The Bees が Baby Do That Thing (Arctic 158) を録音している。
07 winfield parker wand 1
Winfield Parker / I'm Wondering (Wand 11218) 1970
以前も書いたけど、これもジミー・ビショップがらみ。良く見てください、Penguin Production とあるでしょ。

TINMINE SOUL SUPPLY (NUMBERO 005)
08 tinmine soul supply 1
09 tinmine soul supply 2
昨年出たコンピレーション、すぐに店頭から消えてしまっていたが、再入荷されているよう。これもう、あなた、シングル・コレクターなら唖然茫然。シングル音源に興味があって、テンポの良い曲が好きな方なら、絶対買い逃してはいけないアルバムだ。NUMBERO は NUMERO の関連レーベル、他の CD で聴けるもの、リプロでシングル・リーリースがあるものもあるが、初の CD イシューとなるものも多い。アルバムには曲名とアーティスト名しか書いていないので、レーベルと番号を載せておきましょう。
01. Lou Ragland / I Travel Alone (Amy 988)
02. Walter & The Admerations / Man Oh Man (La-Cindy no#)
03. James Dockery / My Faith In You Is All Gone (Soul Craft 1 red label)
04. Brown Bombers & Soul Partners / Wait For Me (Amazing 100)
05. The Royal Imperials / This Heart Of Mine (Mellow Town 1015)
06. Majestees / Take Back All Those Things (Mutt 1838)
07. Benny Scott & The Soul Masters / No Other Woman But You (Mellow Town 1012)
08. The Georgettes / Hard Hard (Yodi 1009/10))
09. Brand New Faces / Brand New Faces (Lujuna 10655-7)
10. Two Plus Two I'm Sure (Velgo 003)
11. The Royal Esquires / Ain't Gonna Run (Prix 69001)
12. Rudolf Jacobs / Baby, I Love You (unissued ?)
13. Skip Drake / Wrapped Around Your Finger (Cash 2639)
14. The Headlines / He's Looking For A Love (Luau 5593)
15. Helene Smith / Thrills And Chills (Lloyd 009)
16. The Combinations / While You Were Gone (Solid Rock 001)
17. The Notations / Now I Know (How It Feels) (Cash 3669)
18. Eula Cooper / Let Our Love Grow Higher (Super Sound 7002)
19. Bob & Fred / I'll Be On My Way (Big Mack 823M-6101)
20. Imperial Wonders / Just A Dream (Day-Wood 6901)
ミディアムからアップの曲をあつめたもの、じっくりと聴いていたい曲が多いので、日本国民にとってはノーザン・ソウルという括りは適当ではないだろう。全ての盤がベリ・レアかと言うと、そうでないのも何枚かあるところが、なんだか嬉しい。⑫ Rudolph Jacobs は Harvey Scales & The Seven Sounds のギタリスト、これは未発表曲と思われる。③ の James Dockery は青のロケット・イラスト盤のテイクでは無く、珍しい赤盤バージョン、内容もぐっとコクがある。私の好みで特上は ①⑩⑰⑱、上は ③⑤⑥⑫⑮⑯⑲ あたりかな。全て、クオリティーも伴ったシングル・コレクターに人気のある曲だ。されど、コレクター御用達とありがたがってもつまらない。シングルをあつめていなくても問題無し。たまには、王道ソウルから少し外れた良い曲を良い音で気楽に聴くのも良しです。よって楽ソウル大推薦。
10 lou ragland i travel alone
11 walter the admerations
これはオリジナルじゃありません。NUMEROのシングル・ボックスに入っていたリプロ盤です。
12 majjestees mutt
13 royal esquires
14 helene smith thrills chills
15 combinations solid rock
16 euka cooper super sound
17 imperial wonders just a dream

さらにお薦めの CD アルバムを 2 点
18 william bell this is where i live
William Bell / This Is Where I Live (Stax)
1 年前の来日公演に感激、そんな貴方なら必聴の新譜。レーベルが Stax というのが嬉しいじゃありませんか。メンフィスのあまたの伝説のシンガーの中にあって、この人だけがまだ現役だというのが、ちょっと不思議。最初の The Three Of Me と The House Always Wins にはやられました。暖かみと優しさに、サザン・ソウルっていいなと再確認。最近のものは聴かないという方も、これは騙されたと思ってというやつです。
19 california playboys cd
The California Playboys / Trying To Become A Millionire
(Manufactured MFG-029 / Masgnum Cat MFG001CDJP)
LP 持っているのに、買ってしまった。ジャケットで損してますね、知らない人はソウルのアルバムだとは思わないよ。そこで勝手に応援、グループ・ソウル、否、70 ズ・バンド・ソウルの良盤です。
00:20:16 | もっと楽ソウル | コメント(0) | page top↑
JOE HAYWOOD (PLAY BACK) / DENISE LaSALLE (KENT)
2016 / 05 / 11 ( Wed )

01 joe haywood play back 1
02 joe haywood play back 2
JOE HAYWOOD / WARM & TENDER SOUL (PLAY BACK PBR 8503)
驚きの単独アルバム、Joe Haywood については楽 SOUL 57p で紹介済み、オランダ盤まで買ってしまうほどの私のこだわりシンガー (当ブログ 20121109 参照)、普段着でマイクを握っているお姿のジャケットにも涙です。彼の残した全曲を発表順に完全収録、何でもありのブート・コンピを除けば、楽本で推した Front Page のシングル 2 枚 4 曲は初のCDイシュー。内容については、楽本を参照いただいて、データ的なことを整理しておきましょう。
まずはディスコグラフィー、頭の数字は CD の曲順。
① Warm & Tender Love / ② I Would If I Could (Enjoy 2013, White Cliffs 237) 64, 65
③ When You Look In The Mirror / ④ Talk To Me Baby (Enjoy 2016) 65
⑤ Let's Make It / ⑥ Hand In Hand (White Cliffs 248) 65
⑦ Let’s Walk Together / ② I Would If I Could (Rampage 1001) 66
⑧ I Love You Yes I Do / ⑨ It Takes The Dark To Make You See The Light (Rampage 1002) 66
⑪ Say You Will / ⑩ Sadie Mae (Deesu 313) 67
⑬ I Wanna Love You / ⑫ Cornbread Song (Deesu 316, Kent 490) 67, 68
⑭ I’m Walkin’ / ⑮ Strong Feelin’ (Front Page 1000) 67
⑯ I Cross My Heart / ⑰ In Your Heart You Know I Love You (Front Page 1003) 67
⑱ Ghost Of A Love / ⑲ Debt Of Love (Fury 5052) 68
ニューオリンズの White Cliffs と Deesu から発表された ⑤⑥⑩⑪⑫⑬ は Larry Lucie の製作、他の 13 曲は NY の有名プロデューサー Bobby Robinson のレーベルからのリリース。ラリー・ルシーはボビー・ロビンソンともつながりのある NY のプロデューサー、よって Enjoy や Fury のシングルとサウンド的に大きな相違は無い。NY ディープの仕掛け人としては、ジェリー・ラゴヴォイ、バート・バーンズも有名だが、最もサザン・ソウル色が強いのがボビー・ロビンソンだ。ジョー・ヘイウッドの自作のデビュー曲 ① Warm & Tender Love は Percy Sledge もとりあげたソウル・バラードのクラシック、その曲名もそのままに ③⑥⑦⑪ もテンダーで暖かみのあるサザン・ソウル・マナーの好曲だ。フロント・ページのシングルは少し趣が違ってこみあげ系、⑭⑮⑯ はホーンも派手にバーンと前面に出てくるのでインパクトが強い、個人的には録音場所が気になっている。さらに、これまでリイシューされていなかったブルース・ナンバーやリズム・ナンバーも文句無しの歌いっぷり。ということで、結論、ディープ・ソウル・ファンなら、たぎる派も沁みる派も大満足のサザン・ソウル・アルバム、大推薦であります。PLAY BACK というこれまで馴染みの無かったレーベルからのリリース、ハワード・テイトやアーニ―・ケイド―も出していますね、これからも他がやらないところをやってくれることを大いに期待したいところ。
未発表曲についてもちょっと。次の 2 曲が KENT のコンピに収録されています。
The Last One To Know / Slow ‘N’ Moody Black & Bluesy (Kent CDKEND 003)
楽 SOUL 320p 参照、丁寧な熱唱が沁みて沁みて、リリース・ナンバーに勝るバラード、これは素晴しい。CD の音も抜群に良く、バックの演奏もくっきり際だっている。67 年 10 月、場所はニューオリンズのコジモ・スタジオ、Deesu 316 の 2 曲 ⑫⑬ といっしょに録音されたものだ。
Let Me Whisper In Your Ear / For Connoisseurs Only Vol 2 (Kent CDKEND 251)
楽 SOUL 318p参照、上記と同じセッション、ファンキーでダウンホームなダンス・ナンバーです。
03 joe haywood say you will
Joe Haywood / Say You Will (Deesu 313) 1967
録音はコジモ・スタジオなのかな。説得力十分のボーカルが光るサザン・バラードの名品だ。
04 joe haywood strong feeling
Joe Haywood / Strong Feeling (Front Page 1000) 1967
ディープ指数の高さではやっぱり 「強い気持」、汗臭いので持ち味とはちょっと違いますけど。

遅ればせながら、少し前のリリース CD もコメントしていきます。

05 denise lasalle westbound singles 1
06 denise lasalle westbound singles 2
DENISE LaSALLE / MAKING A GOOD THING BETTER (KENT CDSEWD 152) 2013
これは、ちょっと複雑な心境でありました。というのも、Westbound のシングルを全部集め、個人的に CD アルバムを作成して楽しもうと考えていたから、あともう 1 枚というところだったので、嬉しいような悲しいような。Malaco も MCA も ABC も良いけれど、私にとってのデニス様はやっぱりこの頃。ラジオ広告用の未発表テープ ㉕㉖ は別として、シングルでしか聴けない曲は ⑯⑰⑲㉔ の 4 曲のみで、後は LP 収録曲。LP は 3 枚とも持っているからパスしているそこのあなた、LP は面倒くさくて、最近はご無沙汰なんじゃないですか。カバーものを中心に洩れているアルバム曲も 12 曲あるけど、肝心なものはだいたいここで聴けます。70 年代の女ものソウルの名盤、一家に一枚の定盤と言って良いでしょう。熱心に聴いたということもあってファースト・アルバム収録の最初の 4 曲がとにかく素晴しい。アップ・テンポの ① Hung Up, Strung Out は何故だかやるせなくって、③ Trapped By A Thing Called Love だってぶっきらぼうな癒しに満ちている。バラードなら、そのまんまHIって感じの ⑭ Don’t Nobody Live Hereかな。ミディアムの女王ここにありといった ㉒ Here I Am Again も余裕であります。なお、19 曲目まではメンフィス録音、ウエストバウンドが 20th Century の配給となった 5 千番台のシングル以降は、マッスルショールズでアレンジが施されています。
いったい、彼女の魅力ってどこにあるんでしょう。あまり女っぽくない、もちろん男勝りというのでもない、母性を感じるタイプでもないし。でも、何ともいえない優しさがあるんですよね、昔々、金沢在住の頃に通っていたスナック 「びんご」 のママを思い出すな、美人でもなく色気もないけど、なんだか安心できるというか、カウンターの向こうの女性って感じ。若者にはちょっと、お疲れ気味のお父さん方なら、分かっていただけるかもね。
07 denise lasalle music sheet
08 denise lasalle trapped
Denise LaSalle / Trapped By A Thing Called Love (Westbound 182) 1971
女性シンガーのミディアム 3 大名曲と言えば、Bettye Swann の Make Me Yours (Money 126)、Jackie Moore の Precious, Precious (Atlantic 2681)、そしてこれ。
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