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SOUL 45  UK Kent 6T & Others
2009 / 02 / 28 ( Sat )
Johnnie Taylor / Please Let Me In (UK Kent 6T 15)
Judy Clay / Since You Came Along (UK Kent 6T 15)
UK Kent の 6Ts Anniversary Singles。プレス枚数が少ないうえ、日本のレコード店にはほとんど入っていなくて、なかなか手に入らない。これは、両面ともに Let’s Crossover Again (楽p.237) のコンピレーションに収録されている Stax の未発表音源。大御所といった風格を感じさせる Johnnie Taylor、これは見事というしかない。J.J.Barnes (Revilot 106) の良くも悪くも型にはまったサウンドとは一味違って、重厚なバックもあくまでも引き立て役に回ってディープな歌声が縦横無尽、まさに無敵のヴォーカル。手拍子じゃなくて思わず拳を上げて踊り叫びたくなってしまうエキサイティングな展開だ。Judy Clay は Veda Brown との CD でも聴ける。デモ録音でバックはシンプルながら、力強いビート・ナンバー、後半のドラムスと Judy の絡みも実にかっこいい。
The Metros / My Imagination (UK Kent 6T 13)
Lorraine Chandler / You Only Live Twice (UK Kent 6T 13)
Kent の RCA のノーザン・ソウル・コレクション (楽p.353) に収録されている Pied Piper プロダクションの未発表音源。The Metros はファルセット・シンガーがリードの極上ダンス・ナンバー、エディ・ケンのテンプスみたい。ソウルフルでビューティフル、さらにファンタスティック。Lorraine Chandler は 007 ものでしょうか、曲としてはあまり魅力を感じないが、流石にバック・サウンドは素晴しい。なお、The Metros については、91 年にプレスされた What’s Wrong With Your Love (Soul King 401) というシングルもある。71 年の作で、そちらではバリトンのシンガーが頑張っていらっしゃる。
kent uk 71
Wally Cox / This Man Wants You (UK Kent 6T 5)
これは、楽本の Wally Cox のシングル・レビューでも触れた音。Kent の For Dancers Forever (楽p.321) に収められている Wand の再録音。カリフォルニアの Golden State プロダクションで制作されたもの、少しテンポ・ダウンして、バックの音もぐっとシンプルでヴォーカルがぐいっと前面に出ている。これは渋い、オリジナルの派手なシカゴ・サウンドとはまた違った魅力があって、私のお気に入りの 1 枚であります。
Maxine Brown / It’s Torture (UK Kent Town 110)
Kent の Town シリーズの 1 枚、20 枚ほどのリリースがあり、6T ほどではないが、今となっては入手困難なものも多い。これは、本ブログでも紹介済みの曲。It’s Torture は The Best Of Maxine Brown (UK KENT CDKEND 949)、ウラの I Got Love は Maxine Brown – Spotlight On – Greatest Hits (UK Kent CDKEND 187) で聴ける。両面、バリバリのノーザン・ナンバー、勢いのあるバッキングもさることながら、荒馬を乗りこなすようなマキシン嬢のヴォーカルが圧巻。
Kent から新譜 Maxine Brown / Best Of The Wand Years (CDKEND312) がリリースされ、It’s Torture も収録。
kent uk 72
Frank Wilson / Do I Love You [Indeed I Do] (UK Tamla Motown 1170)
Frank Wilson / My Sugar Baby (UK Joker 716)
Do I Love You のオリジナルとなる Soul 35019 はノーザン・マニアとモータウン・コレクター垂涎のシングルでとんでもない値段が付いている。私はこの UK 盤で愛聴しており、最近ではこれもけっこうな値段が付いているようだ。絢爛豪華なデトロイト・サウンド、有名曲なのでこれ以上の説明不要でしょう。UK Joker のシングルは最近手に入れたもの。この曲、A Cellarful of Motown (Motown / Universal 544 619-2) や Do I Love You / Frank Wilson The Interviews (UK Goldmine GSCD 911) の CD で聴けるが、Motown の CD に入っているものはテンポが速い、Goldmine はオリジナルの Connie Clark とバックが同じで、これは Goldmine からのテイクのようだ。音はあまり良くないが、安かったし、やはり7インチというフォーマットが好きで手が出てしまった。
kent uk 73
J.J.Barnes / Love At First Sight (UK Hayley 006)
Sy Hightower / I Wonder Why (UK Hayley 012)
モダン・ソウルの未発表&レア音源を CD リリースしている UK Hayley からのシングル・カット。11枚のシングルがあり、中でも強力な 2 枚。J.J.Barnes の Love At First Sight は The Fantastic Four の Sweet James Epps (Motorpool 3183) が 83 年にリリースしているモダン・バラッド。そちらは私も持っていないが、Expansion Soul Sauce No.4 (Expansion CDEXP9) というコンピで聴いている。実はこの曲、J.J. Barnes がオリジナルで 75 年の Jimmy James Barnes 名義の Organic と同じセッションでの録音され、お蔵入りとなっていたものだ。はっきり言って、James Epps の方が歌えているのだが、どこか物悲しい J.J.Barnes も泣かせる出来。一方、Sy Hightower はカルト・マニアック・レア・モダン I Know You’re Leaving Me (Carmen 1002) でコレクターに知られる西海岸のシンガー。I Wonder Why は Jerry Pittman という人物がプロデュースした抜群のダンサー。Carmen 盤ほどのマニアックさは無いが、こちらの方がすんなりしていて聴きやすいという人もいらっしゃるかもしれない。それにしても、この独特のかすれ声、何ともいえない味わいを醸し出してくれる。ウラのGo Back Baby はさらにストレート、相変わらず快調な歌いっぷりで、両面素晴しい。なお、グレートな I Know You’re Leaving Me が収録されている CD コンピ V/A Super Cool California Soul 2 (Luv N’ Haight LHCD 053) では、同じく Jerry Pittman がプロデュースした Carmelita の Isn’t It Lonely (Carmen 1001) も聴けます。
kent uk 74
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21:52:46 | SOUL 45 | コメント(0) | page top↑
SOUL CITY USA at BLUE HEATのお知らせ
2009 / 02 / 28 ( Sat )

blue heat 0903ディープ・ソウルDJナイト

鈴木啓志、森島繁美、佐々木正三、佐野勝明
日時 : 3 月 20 日 (金曜、祝日)
午後 5 時 30 分オープン、6 時より開始
場所 : 「BLUE HEAT」 
     渋谷区区桜丘町 3-15-2F 
     ☎ 03-5489-0357

テーマはマッスルショールズ&バーミンガム
プレイ・リストも配布、ノー・チャージです。





blue heat
06:01:14 | イベント | コメント(0) | page top↑
SOUL 45  楽アガシ Pt.2
2009 / 02 / 21 ( Sat )
Clara Wood / Old And Grey (Imperial 66122) - 1965
このシングルは長年の私の愛聴盤。ポップで歯切れの良いテンポに切なく淡い歌声が胸に染み、いつまでも大人に成りきれない私の弱さを突いてくる。でも、こんな曲に感動できる自分が嫌いじゃない、ちょっぴり恥じらいのあるときめきっていつまでも忘れたくないね、そんな思いにさせてくれる無垢でロマンティックなミディアム・ナンバーであります。おそらくティーンの Clara Wood はこれ1枚、ライターに Terry – Martin とあり、Bobby Martin がらみのアーリー・フィリーの音のようだ。
Marva Lee / Old And Grey (Rugby 4501) – 1970
Dyno-Dynamic プロダクションの制作で Atco に 2 枚のシングルがあるフィラデルフィアの女性。ディープなバラード Can’t We Talk It Over (Atco 6320) やモータウン・ライクなノーザン If You Can’t Be True (Atco 6367) は手に入れやすい良盤だが、こいつはかなりレア。音は、もう 20 年以上も前に UK のコレクターからいただいたテープで聴いていて、オリジナルの Clara Wood は買えてもこれにはなかなか巡り合えなかった。めでたく幻が現実に、苦労した甲斐があったというか、コレクターとしての達成感を久しぶりに味あわせてくれた音盤。最初に針を落として聴き終わった時には胸がどうしようもなく熱くなってしまった。モダンで勢いのあるサウンド、マーヴァ嬢のよじれるようなヴォーカルとドラムのビートが絶妙にからんで堪らない、マイ・アガシ・ノーザンでは 5 本の指に入る傑作。初めて聴いたフリップ・サイドの First Night Together も典雅で泣きのあるグレート・フィリー・バラッド、これには参りました。
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Marva Josie / I Don’t Care (Sahara 5501) - 1963
Marva つながりで。ソウル・ジャズの LP もある NY のシンガー、ノーザン・ファンにはアーリー 60 ズの 3 枚のシングルが人気。Later For You Baby (Time 1055)、Don’t (United Artists 888)、そしてこの Sahara 盤。デビューの Later For You Baby は Correc-Tone がらみ、Sahara のレーベルにも Jobete の表記があり、これもデトロイト録音かもしれない。まるでスモーキーが書いたような清楚で香り高きミディアム。ふくよかでハスキー、もうすべてを任せてしまいたくなるようなお声、ちょっと色気のあるところでさらにポイントが高くなる。
Mary Holmes / I Need Your Lovin’ (Del-Valiant103) - 1969
ライターは Norman Whitfield & Barrett Strong で The Temptations も歌っているね、これはフィリーの Stan Watson がプロデュース。エディ・ケンよりもマリー嬢の方が私は好き、ゆったりとしたテンポにのって伸びやかに舞ってくれる。B サイドの I’ll Make It Up To You は The Delfonics の William Hart のペンとなるムーディーで美しきビート・バラード。Philly Groove からのリリースもあるが、こちらがオリジナルだ。このシンガー、After I Shed A Tear (Nassau 100) がディープ・ファンにはお薦め。
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Delilah Moore / I’ll Just Walk Away (Money 602) - 1973
Pat Livingston / You Bet I Would (Money 606) – 1973
アガシ・ソウルの最高峰 Bettye Swann の Make Me Yours を世に送り出した ウエスト・コーストの Money も 69 年以降新譜がストップしてしまうが、73 年、レーベル・デザインも新たに 600 番台で数枚のシングルをリリースしている。中でも注目いただきたいのがこの 2 人。Delilah Moore には It Takes Love (Middle Earth 1) という極上レア・アガシもあるけど、私はこちらですね。ちょっとジャジーなバックにレイド・バック気味のヴォーカルが可憐に響くシックなミディアム。Money のもう 1 枚 Wrapped Up Tight (Money 603) も良くて、思わずウルウルしちゃう。Pat Livingston も負けず劣らず、You Bet I Would はおしゃれ度の高いダンス・ナンバー、これはちょっと軟弱じゃないのと言われそうだが、非力なヴォーカルに涙である。この女性、Take Me Now Or Leave Me (Wilstone) という珍しいシングルもあり。
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The Fabulous Jades / Come On And Live (Rika 111)
Imperial、Liberty のグループと同じようだ。LA の Leonard Jewel Smith が手掛けたシングルということで、クオリティーの高いサウンド。蠱惑的なダンス・ナンバー、リードのクールな歌いっぷりと何とも言えない揺らぎがノーザン・ファンの心をとらえて離さない。
Dee Dee Warwick / Where Is That Rainbow (Mercury 72966) - 1969
昨年亡くなった Dee Dee Warwick、日本のソウル・ファンには Suspicious Mind (Atco 6810) がポピュラーかな。初期のシングルでは Don't Think My Baby's Coming Back (Tiger 103) がアガシの名盤、その次に来るのがこの Where Is That Rainbow、そこはかとなく胸に迫ってくるクロスオーヴァー・ダンサー。拙宅に来るとガールズ・ソウルばかりをリクエスト、日本で最初に 「これ、すげぇアガシじゃねぇ」 と発したマスクマンから教えてもらったチャームな音盤。
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Tobi Lark / Challenge My Love (Topper 1015) - 1966
Mala で Tobi Legend の名前でもシングルがあるデトロイトの女性。もともとはジャズ・シンガーだったようで歌っいっぷりが微妙、評価は分かれるかもしれない。私も熱心に追っかけていたわけではないのだが、縁があるのか Topper の 2 枚、Mala の 2 枚、Palmer と完全制覇。マイ・ベストは Dave Hamilton 制作のこの Challenge My Love だろうか。これは決定的に曲が素晴しい、優雅で洒落ていて居心地が良いミッドテンポ・ダンサー、昨今では忘れ去られたクラシカルなメロディー・ラインにしっとりとセンチな気分になってしまう。フリップの Sweep It Out In The Shed では熱っぽくシャウトするTobi に出会えます。
The Wooden Nickels / Nobody But You (Omen 14) - 1966
Chester Pipkin & Gary Pipkin がプロデュース、これはサウンドが硬派なので、アガシの範疇からは外れてしまうかもね。Omen に 2 枚のシングル (Omen 14 は Vault 929 としてもリリースあり) を残す西海岸のグループ。女性がリードでバック・コーラスは男性。ダンス・フロアでは抜群の威力を発揮するバリバリのノーザン・ダンサー、何かに追い立てられるような切羽詰まった緊迫感に全身が汗ばんでしょうがない。
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I Need Your Lovin’ # Deeper In The Philly Groove (Kent)
I’ll Just Walk Away # Soul Of Money Records (Kent)
You Bet I Would # Soul Of Money Records Vol.2 (Kent)
Come On And Live # Northern Soul Time (Goldmine)
Where Is That Rainbow # Soul Togetherness Presents Villiage Soul (Expansion)
Challenge My Love # Dave Hamilton's Detroit Dancers Vol. 2 (Kent)
Nobody But You # LA Happening (Kent)

本日は「アルツハイマー」です。多くの方のご来場をお待ちしております。Rugby の Marva Lee は両面かけますよ。
11:18:34 | SOUL 45 | コメント(0) | page top↑
楽CD  MASTERPIECES OF MODERN SOUL VOLUME 2 (KENT)
2009 / 02 / 16 ( Mon )
MASTERPIECES OF MODERN SOUL VOLUME 2 (UK KENT CDKEND 310)
1. What Hurts / Grover Mitchell (Vanguard 35139) 2. It's Better To Cry / Johnny Watson (Valise 6913) 3. Lightin' Up / Ty Karim (Romark 73-104) 4. A Broken Heart Cries / The Pretenders # (from CDKEND 118) 5. I'm In Love / The Ovations feat Louis Williams (MGM 14705) 6. The Fool Who Used To Live Here / Betty Fikes # 7. I'm A Dreamer / Bobby Burn aka Bobby Wilburn (Chant 522、Gamble 4015) 8. Hope For Love / Darrow Fletcher # 9. I Wanna Stay High On You / Higher Feelings (Kent 4579) 10. You're Gonna Lose Me / Freddie Hubbard featuring Jeanie Tracy (Fantasy 921) 11. Your Song / Laura Lee (Fantasy 865) 12. I Can See Him To You / The Mayberry Movement # (from CDSEWD 103) 13. More Than Just Somebody I Know / Brenda Wayne # 14. Still A Part Of Me / The Minits (Sounds Of Memphis 706) 15. Wear Your Natural, Baby / Towana & The Total Destruction # original speed (from CDKEND 308) 16. All In My Mind / Unknown Artist # (from CDKEND 298) 17. Lovin' / The Pacesetters (Fantasy 779) 18. That's The Way Our Love Is / The Radiations # 19. Take All The Time You Need / The Checkmates Ltd (Fantasy 800) 20. You Gotta Be A Lady / The Chargers (Vanguard 35146) 21. I Don't Want To Know What You Do To Me / Act I (from LP Spring 6704) 22. Always / Garland Green (from LP Ocean Front 100) 23. Staying At Home Like A Woman / Lynn Varnado # (from CDBGPD 154) 24. Double Love / The California Playboys (from LP Loadstone 113956)
# unissued 2009 Notes : Ady Croasdell

2003 年にリリースされた Vol.1 については、以前に本ブログでも簡単に取り上げさせていただいた。第 2 弾も負けず劣らずの内容で、全てのソウル・ファンに大推薦のモダン・ソウルのコンピレーション。頭から気持ちの良いダンサーで幕が切って落とされる。Grover Mitchell の Vanguard 盤、楽ソウル (p.89) でもふれたもの、Decca や Josie の南部録音を愛聴しているディープ・ファンにはちょっと驚きのサウンド、美しい旋律にしんみり涙である。アトランタのシンガーだが、これは 71 年のフィラデルフィア録音、残念なことにこれが Grover Mitchell の最後のシングルになってしまったようだ。お次の Johnny Watson は有名なお方とは別人、Jive Five のメンバーでもあったこともあるらしい。99 年にリリースされているが、録音は 70 年代。耳に心地よいビートと前向きなメロディー・ライン、そしてソウルフルなヴォーカル、本 CD でもハイ・ライトとなる 1 曲。これはシングル盤も安く買えるはず。なお、この It's Better To Cry はノーザン・ファンには The Appreciations (Sport 111) で有名な曲、ライターに名前のあるサルサ・シンガー Frankie Nieves (Speed LP) が歌っているものがオリジナルのようだ。Ty Karim の Lightin' Up や The Minits の Still A Part Of Me は本ブログを読んでいただいている人には、もう説明不要でしょう、ソウル・ミュージックの奥深さと素晴しさを教えてくれる名曲である。Ty Karim は CD アルバムにも収録されていた Towana & The Total Destruction 名義の Wear Your Natural, Baby のノーマル・スピード・ヴァージョンも聴ける。シングル・テイクはピッチを上げて録音されたものだ。4 曲目の The Pretenders は女性リードのニュージャージーのグループ、I Call It Love (Carnival 560) や Just Be Yourself (Carnival 559) が人気だが、未発表ナンバー A Broken Heart Cries もビューティフルなクロスオーヴァー・ダンサー、息もつかせぬ Pat Tandy のヴォーカルにコーラスとドラムスがリズミックにからみつく。Goldwax 以降の The Ovations は音がモダンなので、ディープ・ソウル・ファン以外にもお薦め、ここに収録されている I’m In Love が気に入ったら、One In A Million (UK Kent CDKEND 294) や Hooked On A Feeling + Having A Party (UK Kent CDKEND 311) といった CD アルバムも是非耳にしてほしい。6 曲目の Betty Fikes は I Can't Lie To My Heart (Soundbound 437) というシングルがコレクターには知られているアラバマの女性シンガー、そちらは Dan Brantley のプロデュースによるものだったが、未発表ナンバー The Fool Who Used To Live Here は 78 年頃の録音で西海岸の Miles Grayson が制作したもの。そこはかとなくサザン・ソウルの息吹が香るミディアム・ナンバー、ナイト・クラブで一人ほろ酔い加減で聴きたい渋くオヤジ好みのオツな曲。13 曲目の Brenda Wayne も Miles Grayson が手掛けたローカルな女性シンガー。ディープで印象深いサウンドを紡ぎだす職人プロデューサー、とりあえず、シングル盤のレーベルにこの人の名前があったら、全て買いと言っておきましょう。Bobby Burn (Gamble 盤では Bobby Wilburn) はかなりレアなブツ。Bill Haney’s Atlanta Soul Brotherhood (Kent CDKEND 159) にも収録されていたが、ここではぐっと音が良く、そこはかとない哀愁がゆったりと漂う、Gamble の I’m A Lonely Man の SF 盤しか持ってない私は無性にレギュラー盤がほしくなってしまった。シカゴの Darrow Fletcher は本邦では全く人気がない、未発表曲の Hope For Love はムーディーなバラード、ライナーにはツー・ステップと書いてあるね。レア過ぎてどのプライス・ガイド本にも載っていないというのが Higher Feelings、これはどうなの、私にはどうもピンとこない。次の Jeanie Tracy や Laura Lee は私にとっては音がちょっと新しくてあまり興奮しない、ヴォーカルは流石に良いけど。Ray Dahrouge (Polydor) や Anderson Brothers (GSF) でお馴染みのダンサーをやっているのが The Mayberry Movement、第 1 集ではさらにグレートな未発表曲 Two Wrongs Don't Make A Right が聴ける。彼らの唯一のシングル Event 盤も Patrick Adams の面目躍如たる名品なのでお忘れなく。16 曲目の Unknown Artist はSounds Of Memphis / XL の CD コンピで George Jackson とクレジットされていたもの。ウエストコーストのThe Pacesetters は Emotions (Vardan)、Lovers (Gate、Philips) と同じグループで Boola Boola と Minit にもシングルがある。Fantasy 盤は Harvey Fuqua がプロデュースした 76 年の作品。この盤は A 面の I Can Handle It の印象が強かったが、女性ヴォーカルをフィーチャリングした B 面の Lovin’ もなかなか雰囲気があって良い曲だ。18 曲目の The Radiations は Johnny Watson と同じく NY の David Blake が制作、Valise にシングルも 1 枚残しているグループだが、ここで聴ける That’s The Way Our Love Is の方が断然魅力的、The Intruders がやってもおかしくないような力強くノーブルなバラード、グループ・ソウル・ファンは泣くしかない、Little Sony みたいなリードの嘆き節が身にしみる。The Checkmates Ltd は All Alone By The Telephone (Polydor 14313) の印象しかなく、不勉強で他のシングルやアルバムをほとんど聴いていないので困ってしまうが、収録曲はフィリー録音、心温まるミディアム・ナンバーといったところか。次の The Chargers もフィリーで、1 曲目の Grover Mitchell を手がけたスタッフが制作している。ライナーによれば The Moods (Wand、Red Dog) と同じグループとのこと。Act 1 は Spring の LP から、Garland Green も Ocean-Front の LP の曲。Lynn Varnado (Lynn Vernado) は Miles Grayson の制作で Yumie と Gator に 2 枚のレア・シングルがあるが、どちらも抜群のリズム・ナンバーでコレクターズ・アイテムとなっている (楽p.157)。Staying At Home Like A Woman は Funk Soul Sisters (CDBGPD 154) に収録されていた歌ものファンク。この人の未発表ナンバーでは Hayley のコンピ CD で聴ける Ain’t That Something もなかなかの出来だ。〆は私の大好きなThe California Playboys というのが憎いではありませんか。シングルは無くて LP のみのソウル・バンド、けっこうスカスカの演奏に何故か心が和んでしまうから不思儀、そして、ソウルフルなヴォーカルに心がときめいてしょうがない。モダン・ソウルというと、なんだかサウンドが先行するイメージだが、どの曲もしっかりとしたヴォーカルで歌われたものばかり、こみあげ系のディープや鳥肌スウィートをこよなく愛する頑固なソウル・ファンにも聴いていただきたいね。
modern 2 kent
22:46:10 | もっと楽ソウル | コメント(0) | page top↑
アルツハイマ―のお知らせ
2009 / 02 / 11 ( Wed )
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今日はソウル・イベント「アルツハイマ―」のご案内です。
日時:2月21日(土) 午後5時から11時
場所:ダイニングバー「カピターノ」
CAPITANO
新宿区西早稲田1-6-3筑波ビル1F 
☎ 03-3207-4774

ゆる~いイベントなので、初めての方でも居心地は良いはず。 私はたいてい入口の DJ ブース前におります。 今回は、ディープとアガシものをかけようと思っています。 なお、当日、販売用シングル盤を持って行きます。 こっそり売りますので、興味のある方はお声かけください。
14:47:55 | イベント | コメント(0) | page top↑
SOUL 45  楽アガシ Pt.1
2009 / 02 / 06 ( Fri )
もともと 60 年代ガールズ・ポップ・ファンであった私、最も好きな曲と聞かれれば、今でも The Ronettes の Be My Baby と答えてしまう。というわけで、実はアガシ・ソウルは私の得意分野、シングル・コレクションにも少々自信あり。軟弱と言われてけっこう、でも、ノーザン・ソウルとして人気のあるシングルも多くて、アガシの道は厳しいのであります。

Toni Basil / Breakaway (A&M 791) - 1966
この人は黒人じゃない、本名は Antonia Christina Basilotta といって、ミュージシャン、ビデオ・アーティスト、女優、振り付け師と多才な女性。ライターはウエスト・コーストの Ed Cobb、デトロイトっぽい重厚なサウンドにガッツでキュートな歌声が映え、ハードなリズムとポップなメロディー・ラインが呪文のように響いてくる。
Gene Barbour And Cavaliers / I Need A Love (Hit 101)
ノース・カロライナの白人バンドのようだ。フューチャリングされているアガシは黒人のような気がするが正体不明、もしかすると名のある女性グループかもしれない。Curtis Mayfield が書いた明るく小粋なダンス・ナンバー。シャープなコーラスと派手なバンド演奏にのり、落ち着き払ったリード・ヴォーカルが冴えわたる。水も滴る素晴しい歌いっぷり、ガールズ・ポップとは一線を画し、頑固な大人の鑑賞にも耐えうるグレートな音盤、アーリー・シカゴのまさしく名品。
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Betty Lloyd / I’m Catching On (BSC 401)
揺れるミッド・テンポ、軽くスウィングするヴォーカルになぜか胸が騒いでしまう。詫び寂のあるメロディー・ライン、間奏のギターも泣ける。デトロイトに咲いた可憐な一輪の花といった趣のあるシックなダンサーだ。フリップのミディアム You Say Things You Don’t Mean でも甘く切なく舞ってくれる。
The Foxes / Soul City (Bridgeview 7000) – 1964 ?
オブスキュアな一品。サビの部分はそのまんま Martha & The Vandellas をいただいたようなストンパー。意図は見え見えですが、許しましょう。ちょっとベタなヴォーカルも若さに任せて勢い良く弾けてくれる。この曲、制作スタッフには Lou Reed もいて、白人グループかもしれないな、The Sassy One (Pickwick City 1002) というシングルもあり。
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Pamela Beaty / Talking Eyes (TIP 1018)
とっておきの秘蔵盤を紹介、これはめちゃくちゃ好き。TIP はカリフォルニアのレーベル、Pam Baitey (Rockin' Records 504) というプレスもあります。明るく覇気のあるハンド・クラッパー、惚れ惚れするようなパメラ嬢のお声、ハスキーでよじれるようなヴォーカルがまことにチャーミングでソウルフル。1 枚しかシングルがないのがまことに残念なシンガーだ。ライターに Jimmy Holiday の名前もあり、Jimmy Holiday & Clydie King / Ready, Willing And Able (Minit 32021) はちょっと曲調が似ている。
Donna Colman / Your Loves Too Strong (Avin 102)
シカゴのレーベルだが、音はデトロイトっぽい。地を這うようなビートに可憐なヴォーカルがスイスイと前をゆく。一度聴いたら何度も針を落としたくなる不思議にひきつけられるマニアックなサウンド。ものすごくデカイ音でかけたくなるね、ブレイクもあって、ほんと、かっこいいっす。
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Marsha Gee / Baby, I Need You (Uptown 704) -1965
これ、フィリーなのかな。威勢の良いラッパとハンドクラップをバックに、ただひたすらに盛り上がっていくマーシャ嬢の歌いっぷりが素晴しい。我を忘れたような熱のこもったラストでは、いつもいつでも胸がじ~んときてしまって。類稀なる涙ものダンサーであります。
Pat Brown / The Good Got To Suffer For The Bad (Seven B 7009)
ニューオリンズもアガシの宝庫、Eddie Bo が仕掛けてくれたこれまたキュートな一品。ロリータ嗜好のノーザン・ファンには堪らぬスタイリシュなダンシング・バラッド、タメのあるビートにカマトトっぽいヴォーカルがなにやら悩ましい。
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Helen Curry / Love Him In Return (Ja-Wes 0115)
Ja-Wes (DJO) に 3 枚シングルがある女性。シカゴ・ソウルの伝統に則ったそこはかとなく愁いのある曲調、アガシの盟友マスクマンもうなってしまった男心をくすぐる罪な 1 枚。
Carol Mogan / I’ve Got Everything (Born 409)
レーベルに Jalynne とあり、これもシカゴ。マイナー・レーベルで情報が全くない。アガシ・ソウルの真髄を教えてくれるようなのどかなサウンド。チャームに迫るミディアム・アップでゆったり泣けます。
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Gene Barbour And Cavaliers # Totally Northern Soul (Goldmine)
Betty Lloyd # On Top of the World ….The Stafford Story (Goldmine)
Pamela Beaty # Going To The Go Go (Goldmine)、Northern Soul Fever 1 (Goldmine)
Marsha Gee # Wigan Casino 25th (Goldmine)
Pat Brown # Northern Soul Of New Orleans (Soulscape)
07:50:00 | SOUL 45 | コメント(0) | page top↑
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