SOUL 45 SAMMY JONES
2013 / 11 / 10 ( Sun )
Sammy Jones / Don’t Touch Me (Wand 1158) – 1967
久しぶりのシングル・レビュー。サミー・ジョーンズについては、楽ソウル執筆時点で、Jenesis の 2 枚しか持っていなくて、取り上げることができなかった。Sir Shambling の Deep Soul Heaven で紹介されているくらいで、あまり知られていないシンガー。ブートレグを除くと、CD 化もされていないはず。まず、マイ・ベストの Wand 盤。NY 録音でオリジナルは Mascot というレーベル、ワンド盤には A Mascot – Yorktown Production の記載がある。A 面の Don’t Touch Me は女性カントリー・シンガー Jeannie Seely のヒット・カヴァーで、ライターに名前のあるシンガー・ソング・ライター Hank Cochran は当時ジニ―の夫であったようだ。じんわり沁みるバラード、原曲の甘くまろやかな曲調を崩すことなく、苦みをまぶした歌いっぷりに涙してしまう。KENT では Where Country Meets Soul という企画で 2 枚 CD コンピが出ているが、第 3 集があるなら、是非収録いただきたい曲だ。そして、フリップ・サイドの Cinderella Jones も聴き逃せない、気がついたら、最近は、こちらの面ばかり回している。ノリノリのソウル・ダンス、明るくちょっとファンキーに、思いっきり歯切れ良く、ドラム・ブレイクもあって、スタックスっぽいホーンも入ってくる。めちゃかっこいい、途中からは、SOUL CITY USA ですね、踊って全米めぐりって感じ。オリジナルの Mascot 盤はいまだに買うチャンスも無く珍しい、この Wand 盤もあまり見かけないかな。
sammy jones wand
Sammy Jones / Nothing Can Change This Love (Hull 1203)
Wand 盤よりもこちらの方が知られているかな、多分、Wand よりも前のリリース。言わずと知れたサム・クックの曲、裏が Tennessee Waltz でもって、歌いっぷりも文句無しなので、日本のディープ・ソウル・ファンなら、Hull 盤方が支持が高いかもしれない。ナッシングは、Otis Redding (LP Volt 411) のカヴァーが有名、Z.Z.Hill (Kent 481) も粘っこくて好き。力強さと潔さなら、サミー・ジョーンズでしょう、その分、それほどサム・クックっぽくはない。一方、テネシー・ワルツの方は全くのクック・マナー、どんどんテンポとテンションが上がって、実に楽しそうに歌い踊ってくれる。
sammy jones hull
Sammy Jones / You’ve Got To Show Me (Jenesis 234)
Sammy Jones / Sweeping Your Dirt Your Under My Rug (Jenesis 236) – 1972
70 年代に入り、クリーブランドの Jenesis から 2 枚のシングルをリリースしており、2 枚目の方は Mercury からも再発されている。You’ve Got To Show Me は 70 年代の新しいディープ・ソウルといった趣のスロー・ナンバー、Sam Dees の Atlantic の LP あたりが好きな人なら、気に入ってもらえるのでは。B 面の She Didn’t Know は頑固に歌われたミディアム・ナンバー。私の押しはこちら、コブシも回って渋いです。Sweeping は、Ray Dahrouge が書いたダンス・ナンバー。腰の入ったミディアム・アップ、かなりご機嫌な気分になれる、うらはインスト・ナンバーです。Sweeping は、同じバック・トラックで Ann Bailey (Wand 11265) というこれっきりの女性シンガーにも歌われていて、そちらも手ごわい歌いっぷりで出来は良いというか、もしかして、サミーさんよりも良いかもしれない。

sammy jones jenesis
20131201 追記
Shelbra Deane / Don’t Touch Me (Casino 114) 1977
ソウル・チルドレンの Shelbra Bennett です。グループ脱退後、ナッシュビルの Casino に 2 枚のシングルを残しており、これは 2 枚目。先にあげたサミー・ジョーンズと同じ曲、ロジャー・ホーキンスのプロデュースで録音はマッスルショールズ。バックも含め、サミーさんよりカントリー色が強い、しっとりと憂いもあってお酒がすすむなぁ (最近飲み過ぎです)。なお、書き忘れていたが、Bettye Swann も唄っており (Capitol 2382)、キャピトルでの最大のヒットとなっている。私の知るかぎり、ソウル・シンガーでカヴァーしたのは Sammy Jones が最初のようだ。

shelbra deane
03:29:10 | SOUL 45 | コメント(1) | page top↑
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コメント
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久々のシングル・レヴュー嬉しいですね。
さっそくSir Shambling で聴いてみた。
テネシーワルツが聴けなくて残念。
by: katayann * 2013/11/12 11:46 * URL [ 編集] | page top↑
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