楽CD LAURA LEE : LOVE MORE THAN PRIDE + 8
2014 / 03 / 16 ( Sun )
Laura Lee / Love More Than Pride + 8 (Universal UICY 75988)

laura lee jp cd

ボビー・ウ―マックに続いて、ディープ・ソウル・ファンのベーシック CD を紹介。ローラ・リーは、私の最も愛する女性シンガー、チェスの 1000 円シリーズの 1 枚であります。
① から ⑪、72 年、Hot Wax でのヒットに便乗する形でリリースされた LP (Chess 50031) を曲順も同じくそのまま収録。①④⑥⑦⑩⑪ はシングルでリリースされていたもので、残り 5 曲は LP で初めて日の目を見た蔵出し曲。続く 6 曲がシングル曲、⑱⑲ は当時未発表曲となる。
なお、④ と ⑯ はジェリー・バトラーの曲でタイトルは違うが、同じ曲。ということで、このCDには同じ曲が重複して収録されている。
Chess のシングルは 7 枚 (Dirty Man の別バージョンを除く)、14 曲のうち1 枚目の Stop Giving Your Man Away / You Need Me (Chess 1989)、2 枚目の It’s Mighty Hard (Chess 2013) の3曲 (いずれもシカゴ録音) は未収録。録音場所だが、シカゴ録音が ①⑧⑨⑪⑲、フェイム録音が ②③④⑤⑥⑦⑩⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱ という具合。チェスの同タイトル LP は音が良くないので、ボーナス曲も入ったこのCD の発売はディープ・ソウル・ファンには朗報だ。なお、Dirty Man は最初にシカゴで録音されたが、どういう事情かフェイムで録り直されヒットしている。シカゴ・ヴァージョンがプレスされたシングルもあるので、ちょっとややっこしい。⑲ は P-Vine の 2 枚組 (楽 SOUL 245 ページ参照) 収録の 3 バージョンの最初のもの。歌い方もかなりダイナミックで、ギターがガンガン響く。私としては、より完成度の高いリリース・バージョンを収録してもらいたかった。
既に持っている Chess のローラ・リーの CD についても簡単に触れておこう。

laura lee chess cd
Laura Lee / The Chess Collection (Chess 983 229-4)
全 20 曲でチェスのコンプリート、さらにシカゴ録音の未発表曲 ⑪ Are You Doing Me Wrong を収録。なお、⑧ の That’s How It Is は初めにスタジオの音が入り、歌の部分は同じだが、先の日本盤 CD よりも音が厚い。一瞬、別ヴァージョンかと思ってしまった。

laura lee muscle shoals cd
Laura Lee / Irma Thomas Muscle Shoals Soul (Roots 33033)
これは珍しいかもしれない、1990 年にリリースされたオランダ盤。アーマ・トーマスとのカップリングでフェイム録音が 11 曲収められている。全曲、先の日本盤にも収録。これは私の愛聴盤、なんたって曲の並びがお見事。最初の 3 曲でローラ様の深情けにどっぷりつかってしまう。ジャケットには、Jimmy Johnson (ギター)、Roger Hawkins (ドラムス)、Spooner Oldham (キーボード) と記されており、Dirty Man と Uptight, Good Man は 67 年、残りの曲は 68 年の録音とされている。ただ、Uptight, Good Man はビルボードで、67 年 12 月 30 日に最高位 16 位となっており、シングルでこの曲とカップリングとなっている Wanted : Lover No Experience Necessary も 67 年の録音のはず。鈴木啓志さんは、ローラ・リーのバックは全てフェイム・ギャング (Dirty Man はドラムスのみフリーマン・ブラウン) と主張されているが、私は、少なくとも 67 年の 3 曲についてはロジャー・ホーキンスたちという気がするのだが。68 年録音については、私の耳では良く分からない、あまりここら辺をほじくってもしょうかないです。最高のシンガーと最高のミュージシャンが最高の場所で出会った結果、奇跡のような素晴しい歌が聴けるというだけで充分。
なお、楽 SOUL 掲載の Laura Lee / Up Tight Good Woman (P-Vine PLP 6017/6018) について補足、この 2 枚組でしか聴けないのは、フェイム録音では Another Man’s Woman の別ヴァージョン、シカゴ録音では Meet Love Halfway と I Don’t Need You の未発表 2 曲。また、Dirty Man のシカゴ録音のリリース・ヴァージョンが聴けるのはこれだけだと思って、D-5 を聴き直したら、困ったことに微妙にテイクが違っていますね。

laura lee dirty man
Laura Lee / Dirty Man (Chess 2013) 1967
上がフェイムで下がシカゴ。フェイム録音でスカイ・ブルーのレーベルのものもあるので注意、レーベルの真ん中が凹んでいて、Rick Hall のクレジットが無いものがシカゴ録音。昔は、断然シカゴの方が好きだったが、最近はフェイムも捨てがたく、けっこう聴いている。
laura lee sparation line
Laura Lee / Separation Line (Cotillion 44054) 1969
Chess と Hot Wax の間に Cotillion で 2 枚のシングルがある。これは Johnnie Taylor の名唱で知られる曲 (LP Stax 2023 収録、シングルは無し) で、ジョニー・テイラーの方が先の録音のようだ。Dave Crawford のプロデュースでマイアミ録音、あまり聴かれていないかもしれない。歌は流石、でも、バックサウンドとの兼ね合いも良く、噛みしめるように歌う JT に比べると、一歩譲る出来かな。裏の What A Man は白人女性シンガー Linda Lyndell (Volt 4001) のカバー。
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