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SOUL 45 DORIS DUKE
2014 / 03 / 23 ( Sun )
Clark-Montague-Height / Running Away From Loneliness (Hi-Monty 3241/2) 1966
Tyrrell-Willingham-Height / I’ll Never Hurt You (Hi-Monty 3241/2) 1966

doris willingham

昨日の BLUE HEAT でかけたシングル盤。レーベルにはライター名だけでアーティスト名が記されていない。実は、歌っているのは Doris Duke で彼女のデビュー盤。ドリスの本名は Doris Curry、1945 年ジョージア州 Sandersville 生まれ、子供の頃からゴスペル・グループで歌っていて、18 歳の時、ニューヨークに出る。レコーディングやアポロ劇場のバック・シンガーなどをやりながら、Motown でデモ録音したという話もある。そして、66 年(67 年かも)頃、あの Donald Height が彼女のマネジメントをするようになって、吹き込まれたのがこの Hi-Monty 盤だ。Hi-Monty は、Shout や Mayhew のドナルド・ハイトのシングルにライター・クレジットのある Richard Montague とハイトが所有していたレーベルのよう。ドリス・デューク関連の記事やライナー等でこのシングルの存在は前から知っており、ネットの某ページには音も貼っていて聴くこともできた。以来、なんとかして手に入れようと、オークションやセール・リストをチェックしていたが、全く見たことが無い。見つからなかった原因の一つは、レーベル・コピーを見たことがなく、彼女の結婚後の名前 Doris Willingham 名義でリリースされているものと思い込んでいたことにもよる。そんなことで、最初、売り物としてレーベル・コピーを見た時は驚いた。手に入れることができて、コレクター運を 10 年分くらい使い切った感じかな。でも、歌い手の名前の書いていないレコードって、どういうことなんでしょう、理解に苦しむ。市場でちゃんとリリースされなかったのか、なにか情報があるかと、音の貼ってあったところに再度アクセスしたら、サイトが無くなっていて、確認できず。
BLUE HEAT でも好評だったように両面素晴しい出来ばえ。ライター名にモンターギュとハイトの名前がある Running Away、力強く歌いあげられたバラード・ナンバー、ひたむきでほんのりゴスペル・タッチ。情熱がほとばしるボーカルはとても二十歳そこそことは思えない。フリップの I’ll Never Hurt You は女性コーラスも寄り添い、グループ仕立て。しっとりと情け深いバラード、こちらも真っ直ぐな歌いっぷりが熱くて、涙がちょちょ切れそうだ。ライター名にはドリス自身の名前 (Willingham) もある。なお、両面ともドナルド・ハイトのシングルではお馴染みの Jimmy Tyrrell がアレンジを担当している。
ドリス嬢は、名前を Doris Duke と改め、69 年末に Swamp Dogg のプロデュースで LP “ I’m a Loser “ (Canyon LP 7704) をリリース、同時にカットされた To The Other Woman (Canyon 28) が翌年ヒットしているが、彼女には、先の Hi-Monty 盤と Canyon の間、67 から 68 年頃に Richard Tee のプロデュースで録音があり、全 4 曲中 2 曲は、Doris Willingham 名義で You Can’t Do That / Lost Again (Jay Boy 6001) としてイギリスのみでシングル・リリースされており、You Can’t Do That は UK のノーザン・ファンに人気が高い。
ここで、私が愛聴しているドリス・デュークの CD アルバムを紹介しておこう。

doris duke cd
Doris Duke / I’m A Loser (UK Kent CDKEND 242)
ジャケットには The Swamp Dogg Session & More と書いてある。ファースト LP と 71 年のセカンド ” A Legend In Her Own Time “ (Mankind 200) を収録、ボーナス・トラックとして、Jay Boy 6001 のシングル両面と同時期の未発表曲 Too Much To Bear の 3 曲が追加されている。これはまだ新品で買える、ドリス・デュークをちゃんと聴いていないサザン・ソウル好きの方なら、これは絶対の1枚だ。私は、Swamp Dogg (Jerry Williams) が苦手というか、あまりプロデューサーとして良い仕事をしているとは思わないのだが、ことドリス・デュークに限るととても良い。“ I’m a Loser “ は間違い無しの名盤。Swamp Dogg の曲が減ったこともあってか、セカンドはファーストほど統一感は無いものの、彼女のいろいろな表情が楽しめる好盤だ。カバーが何曲かあり、次のとおり、① Patti LaBelle & The BlueBelles (Atlantic 2610)、② Clarence Carter (LP Atlantic 8238)、⑥ Clarence Carter (Atlantic 2642)、⑮ Persians (GWP 509)、⑰ Irma Thomas (Canyon 31)、⑳ Wilson Pickett & Others、㉓ Glen Campbell & Others。① から ⑤ が強力、① と ⑤ はお得意のこみあげ系のバラード、④ もバラードだけど、ちょっとロマンティックかな。② I Can’t Do Without Youはジョージ・ジャクソンが書いた曲、これは素晴しい、オリジナルのクラレンス・カーターよりも歯切れが良くて好きだ。さらに ③ のミディアム Feet Start Walking も胸が高鳴ってしょうがない。アップの ⑧、ゆったりと歌われた ⑩ も文句無し。⑫ はほんのりカントリー風味のバラード、美しい曲だが、こうして聴くと特に傑出した曲とも思われないが、ドリス嬢のシングルでは最もヒットしている。⑬ は必殺、このタイプのバラードを歌わせたら、天下一品。⑭ の溌剌さも良いね。⑮ は意外な選曲、こういった感じの曲ももっと聴いてみたかったな。しっとり歌われた ⑱ はライナーでは ⑫ のアンサー・ソング的な曲と書かれていますね。㉔ から ㉖ の 3 曲がリチャード・ティー・プロデュース、㉕ はイギリスで人気なのもうなづけるダンス・ナンバー、力任せなところを評価。なお、同時期のもう 1 曲の未発表曲 Make It On Out は音源はあるもののスペース的に入らなかったとされており、私の見落としでなければ、未だに CD 化されていない。ちなみに、ファースト LP はメイコンの Capricorn スタジオ録音、セカンドはマッスルショールズの Quinvy スタジオ録音となっている。

追記 2014.4.24
既に終了した某オークションに Hi-Monty 盤が出品され、その盤では、シンガー名が Doris Willingham となっていました。レーベルは白で、写真を見たところ、最初にプレスしたものに、新たにレーベルの紙だけ張り付けたように見えます。現物を見ていないので、推測ではありますが.
14:06:36 | SOUL 45 | コメント(3) | page top↑
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コメント
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Richard Tee, Doris Willinghamの二人で書いた曲で "He Said" "Shy Guy" という2曲がBMIに登録されています。
いつか聴ける日が来るのでしょうか。
by: HIDEKI WATANABE * 2014/06/23 18:01 * URL [ 編集] | page top↑
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1967年頃、The Uptights という女性グループで、He Said / Shy Guy (Columbia 4-44243) というシングルがあり、ライターは両面ともD.Willingham – R.Tee、アレンジが Richard Tee、プロデュースが Richard Gottehrer & Seymour Stein となっています。Shy Guy はけっこう知られているノーザン・ナンバー、He Said も素晴しいバラードです。何度か聴き直しましたが、アクの無いストレートなボーカルなので、ドリス・デュークではないように思えます。
by: 楽ソウル * 2014/06/24 17:35 * URL [ 編集] | page top↑
--The Uptights--

YouTubeで "Shy Guy"を聴きましたが確かに違うようですね。Richard Tee と組んで何曲か作曲して、自分で歌ったのがお蔵入りになって、Richard Tee関係で他のグループに曲を提供したように思われます。職業作曲家ではないので、最初はあくまで自分が歌う為に作ったのでしょうね。いつかドリス・バージョンも聞くことができるかもしれませんね。それにしても、いつも勉強させていただいてます。今後とも宜しくお願いします。
by: HIDEKI WATANABE * 2014/06/26 17:36 * URL [ 編集] | page top↑
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