楽 CD HOLLAND DOZIER HOLLAND : The Complete 45s Collection
2014 / 09 / 11 ( Thu )
HOLLAND DOZIER HOLLAND : The Complete 45s Collection (HURTBOX 006)

hdh complete 45

6 月初め頃だったか、新宿のディスク・ユニオンに置いてあって、1 万円を超える値段と 14 枚組というボリュームに驚いた。既にEdsel、Sequel、Castle 等で主要アーティストのシングル音源を含むコンプリート CD が出ており、そちらを買っているので、ちょっと手が出なかった。2 週間くらいたってユニオンに行ったら、何点か入れたものが完売とのこと。その後、バリノの未発表曲が入っていることを知って、ちょっと焦って、遅ればせながら購入。Brian Holland、Lamont Dozier、Eddie Holland のソング・ライター・チームがモータウン退社後に起こした 3 レーベルのシングル作品を網羅。1969 年から 77 年、Invictus の 96 枚、Hot Wax の 44 枚、Music Merchant の 17 枚、計 157 枚の全音源。ブックレットの序文によれば、曲数では 269 曲 (含むインスト) となっているが、数えてみると 265 曲、これに未発表となっていたもの 18 曲を加え、283 曲が収録されている。高額ではあるが、コスト・パフォーマンスは悪くない。
ここでは、18 曲の未発表音源についてコメントさせてもらいます。
13-17. Chairmen Of The Board / What’s The Use
13-18. Barrino Brothers / Trapped In A Love
13-19. Eloise Laws / (You’re Mine) Baby Doll
13-20. Barrino Brothers / Something About You
13-21. Eloise Laws / Don’t Burn The Bridge
13-22. Satisfaction Unlimited / Bright City Light (unreleased single version)
13-23. 100 Proof Aged In Soul / Since You’ve Been Gone (unreleased long version)
13-24. Freda Payne / Unhooked Generation (Tom Moulton Remix)
14-14. Chairmen Of The Board / Where There Is Faith, There Is Hope
14-15. Honey Cone / If I Can’t Fly (unreleased version)
14-16. Barrino Brothers / I Want To Give You All The Love You’ve Been Giving Me
14-17. Honey Cone / Come Back  
14-18. Eloise Laws / The Easiest Way To Fall
14-19. The Jones Girls / Don’t Be Sorry Be Careful
14-20. Eloise Laws / I Think You Need Love
14-21. Satisfaction Unlimited / Why (unreleased single version)
14-22. Chairmen Of The Board / Give Me Just A Little More Time (Tom Moulton Remix)
14-23. Chairmen Of The Board / You’ve Got Me Dangling On A String (Tom Moulton Remix)
頭の数字は巻数と曲順、括弧内はライナーによる注記。
別ミックスが 3 曲、別バージョン (含むロング・バージョン) が 2 曲となっているが、Barrino Brothers の 13-18 は 1-13 の別テイク。ということで、全くのお初の曲は、Barrino Brothers が 2 曲、Chairmen Of The Board が 2 曲、Eloise Laws が 4 曲、Honey Cone が 1 曲、The Jones Girls が 1 曲、計 10 曲となる。なお、Satisfaction Unlimited の 2 曲は Hot Wax のアルバム収録曲、テイクに相違があるか否かは確認していない。すべて、いわゆるデモ作品ではなくてバックもきちんとついた完成品だ。Music Merchant 1017 の B サイドとして用意されたとある The Jones Girls 以外、ライターや録音年等のインフォメーションは無い。
まず、4 曲収録のエロイーズ・ローズ、曲良しの Love Factory (Music Merchant 1013) は好きだけど、人気のあるアルバムは私の好みではなく、シンガーとしても魅力を感じない。13-19 と 14-20 は普通にインヴィクタス・サウンドなので悪くは無いが、見直すほどには至らなかった。引き換え、これまでの不明を詫びたくなったのがジョーンズ・ガールズだ。14-19 の Don’t Be Sorry Be Careful、こいつは端からイカレてしまった。私見ながらインヴィクタス版 Make Me Yours って感じかな、とても熱うございます。コーラスもばっちり決まってますね。もう最高、これだけでも、このボックスを買った甲斐がありました。GM と Paramount のシングルは持っているくせに、Music Merchant はちゃんと聴いていなかったことを猛省。他のリリース曲もチェック、なんともパワフル、Shirley Jones ってこんなに溌剌と歌ってくれるシンガーだったんだ。このグループの曲 (Music Merchant 1003) を歌っているのが 14-17 のハニー・コーンでバックはほとんど同じ、エドナ・ライトが一人で歌っています。シャーリー・ジョーンズとの聴き比べを楽しむのも一興。好きなグループだけに、どうしても期待してしまうのがチェアメン・オブ・ザ・ボード、こちらの思いをさらに上回ってくれるんだから、ジェネラル・ジョンソンさん、あんたは偉い。まさに頼れる男がかなりハイ・テンション歌ってくれる What’s The Use も良いが、さらにアップな Where There Is Faith, There Is Hope が素晴しい、欲を言えば、バックの音がボーカルに押されぎみ、もうちょっと弾けてもらいたかった。そして、ついにやってきましたバリノ・ブラザーズ、曲名から予想はしていたけど、実はお初じゃなかった。2 曲とも、2 年前の BLUE HEAT のレココンで長野の山口さんがかけてくれたアセテート盤の曲だ。はっきり言って、バリノが大好きで堪らない方なら、これで購入決定です。もう涙がちょちょ切れそう、生きていて良かった。I Want To Give You All The Love You’ve Been Giving Me はアルバム収録の Rain の路線のバラードで出来はさらに凄く、彼らのベストという人も多いのではないだろうか (私のベストは I Had It All のシングル・ヴァージョン)。ファルセット・シンガーがちょっと絡んできて、バリトンのリードが思いのたけをぶつける。感動、感謝、もう適当な言葉がありません。Something About You はもっとインヴィクタス色の強いミディアム、こちらもグレートと言うしかありません。
64 ページの冊子付き、各アーティストごとに大きな字で書かれているので読みやすい。斜め読みだが、目新しい記述は無かったと思います。難点は、シングル A 面だけでディスク 1 枚、B 面だけでディスク 1 枚という仕様。これでは、同じシングル盤の A 面と B 面が続けて聴けず、ディスクを入れ替えないといけない。ブック・スタイルのボックスなので、ケース等の配慮があれば、保管しやすくて、もっと良かったかな。それから、ダウンロード・コードも付いているけど、使い方が分からないのは私だけかね。
15:18:59 | もっと楽ソウル | コメント(0) | page top↑
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