SOUL 45  THE BLUES BUSTERS / B.B. SEATON
2008 / 08 / 04 ( Mon )
スカやレゲエも好きだというソウル・ファンには未だかつてお目にかかったことがない。周りから楽天的と言われる私もあのすかされるようなリズムとテンポはどうも苦手。でも、好んでソウル・ナンバーを取りあげるミュージシャンもけっこういて、シングル単位で見ると見逃せないものも多い。ここでは、楽本の Jackie Opel や Eddie Spencer に引き続き、ジャマイカン・ソウルの好盤を紹介したい。

The Blues Busters / Inspired To Love You (Shout 235) - 1968
The Blues Busters / Love Is The Answer (Minit 32090) – 1970
ジャマイカの Sam & Dave と称される Philip “Boasy” James & Lloyd “Lloydie” Campbell の The Blues Busters。最初に挙げた Shout 盤は Tommy Tate の CD レビューでも少しふれたシングル。Carson Whitsett & Tommy Tate が書いたジャンプ・ナンバー、Rick Hall のプロデュースで Fame 録音。ブリブリのラッパに威勢の良いヴォーカルが乗っかってまことにソウルフルな出来ばえだ。裏面は Dan Penn & Roger Hawkins の I Can't Stop で Arthur Conley (Fame 1007) や Ben & Spence (Atlantic 2509) でも有名なリズム・ナンバー、同じ Fame でも音が三者三様。バックが重たいせいか、Ben & Spence のような躍動感はないね。これはまだ買いやすいシングルだが、次の Minit 盤はちょっと珍しいかもしれない。プロデューサーに Little Anthony & The Imperials のメンバーであった Clarence Collins の名前がある。両面、自作となるメロディックなアップ。Love Is The Answer では明るく楽しく突っ走り、フリップの Speak Your Mind ではさらにボルテージが上がって二人のヴォーカルがしのぎを削る。裏も表も天晴れパワフルなパフォーマンスだ。Shout 盤については “ Be Hold ! The Anthology “ (Trojan) という CD に収録されている。このベスト盤 CD、Wings Of A Dove、I Won't Let You Go、Be Hold、Soon You'll Be Gone といった彼らの代表曲は勿論、Shout と同じく Fame で録音された Jimmy Hughes (Fame 1014) のカヴァー Don't Lose Your Good Thing をはじめ、Sam Cooke の That’s Heaven To Me、インプレションズの I’ve Been Trying や Tommy Tate (Okeh 7253) の Lover’s Reward といったソウル・ナンバーが聴けるので、お薦め。J.P. Robinson (Alston 4583) の What Can I Tell Her も歌っているが、そちらはレゲエ・ヴァージョンであった。
blues busters 
B.B. Seaton / God Bless Our Love (Form 1011 Jamaica) – 1974
B.B. Seaton / I Could Spend A Night With You (Hot Stuff no# Jamaica)
このシンガー、The Gaylads というグループのメイン・ヴォーカルで My Jamaican Girl という曲が有名だが、そちらは聴いたことがない。Form のシングルはディープ・ソウル・ファンにはけっこう知られているのではないかな。言わずと知れた Al Green の名曲、A 面がレゲエ・ヴァージョンで B 面がソウル・ヴァージョン。やっと 5 年ぐらい前に入手。昔々、あるコレクターの方から聴かせてもらって凄いと思ったのだが、手に入れてしまうとそうでもない。持っていない、どうしても欲しい、そして冷静さを失うというパターンである。ちょっと水を差してしまったが、コレクターなら持っていたい 1 枚であることは確か。ヴォーカルに強烈なものはないが、雰囲気は満点ということで 90 点はあげられる。そして、Hot Stuff のシングルは 2 年ぐらい前に友人から譲ってもらったもの、レゲエの人がこんなモダンなソウルをやっていたなんてと驚いた記憶がある。サビのメロディーもかなりキャッチー、渋いヴォーカルが気持ち良く天翔ける。微妙な音もかえって新鮮、70 ズ・モダン好きには堪えられないダンサーであろう。ただ、このシングル、ジャマイカ盤にありがちな悪質なプレス、音がこもっているのが惜しい。なお、私の所有盤はラベル・ミスで A 面の Disco Reggae の方にこの曲が入っている。
b b seaton
01:32:40 | SOUL 45 | コメント(2) | page top↑
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コメント
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先日「楽ソウル」を注文させていただいた仙台の「フラマン」と申します。

>好んでソウル・ナンバーを取りあげるミュージシャン

ずいぶん前ですが、レゲエ系ミュージシャンによるカーティス・メイフィールド(インプレッションズ)のトリビュートアルバムが出ました。
これは、カーティスに対してリスペクトしているレゲエ系ミュージシャンが少なくない、いうことなのだろうと思っていますが、いかがでしょうか?
by: フラマン * 2008/08/04 06:59 * URL [ 編集] | page top↑
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私、70年以降のカーティス・メイフィールドはほとんど聴いていないのです。インプレッションズは大好きですが。
by: sano * 2008/08/04 19:02 * URL [ 編集] | page top↑
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