楽CD  THE PRECISIONS / THE COMPLETE DREW RECORDINGS (UK JOE BOY)
2008 / 08 / 20 ( Wed )

THE PRECISIONS / THE COMPLETE DREW RECORDINGS (UK JOE BOY JBE- 2008)
1. Such Misery (Drew 1001) 2. A Lover's Plea (Drew 1001) 3. Sugar Ain't Sweet (Drew 1002, withdrawn) 4. Why Girl (Drew 1002) 5. What I Want (Drew 1002) 6. If This Is Love [I'd Rather Be Lonely] (Drew 1003) 7. You'll Soon be Gone (Drew 1003) 8. Instant Heartbreak [Just Add Tears] (Drew 1004) 9. Dream Girl (Drew 1004) 10. A Place (Drew 1005) 11. Never Let Her Go (Drew 1005) 12. I Do, Don't You # 13. Such Misery / featuring Paul Merritt [bonus track] # 14. Send Me A Sign / Roger Fluker [bonus track] # 15. Baby You're Mine / Lou Ragland [bonus track] #
# unissued 2008 Notes : George McGregor & Neil Rushton

楽ソウル (p.189) でも、もう少し人気も評価もあってしかるべきデトロイトのグループと書かせていただいた The Precisions。まさに待望のリイシュー、Johnny Powers の Sidra / Drew の全音源を収めたもの。ベリ・レアな Sugar Ain’t Sweet を含む 66 年から 68 年のデトロイト録音。グループの実力に加え、制作に関っているのが Dale Warren、George McGregor、Mike Terry、Brothers Of Soul といった錚々たる面々。さらに、バックを務めていたのはモータウンの Funk Brothers、James Jamerson (bass)、Earl Van Dyke (keyboard)、Don Davis (guitar)、Johnny Griffith (keyboard)、George McGregor (drums) といった最高のミュージシャンたち。これを聴かずしてなにを聴くと言いたい、60 ズ・グループ・ファン、ノーザン・ファンなら迷わず買いのコレクションだ。シングル盤はどれも粒揃いで、様々なタイプの曲が楽しめる。マイ・ベストは Such Misery かな、ノーザン・イントロ・ベスト 3 に入る何とも魅力的な導入部分、これは一度聴いたら忘れられない。話が長くなりそうなので、他のシングルについては楽本を参照いただくとして、ライナーを読んで気になったところ、未発表のボーナス音源について簡単に触れておきたい。まずはメンバーだが、65 年の D-Town 盤では、Michael Morgan、Willie Norris、Paul Merritt、Arthur Ashford のカルテット。66 年の Drew 盤では Michael Morgan、Arthur Ashford、Dennis Gilmore、Ron Davis、Billy Prince の 5 人、Billy Prince がリード・ヴォーカルで、途中でRon Davis は抜けて 4 人になっている。今にも飛び出してきそうな外箱の写真 (アポロでのライブ) を見てもらいたい、George McGregor の言によれば、彼らのステージ・パフォーマンスは The Temptations を凌駕するものであったらしい。未発表の I Do, Don’t You は George McGregor と Mike Terry の制作、You’ll Soon Be Gone に似た感じのアップ・ビート・ナンバーだ。13 曲目の Such Misery は Paul Merritt がリードのヴァージョン、シングル発売前に彼が脱退してしまったことでお蔵入りとなっていた。14 曲目の Roger Fluker は Precisions の振付け師、曲も良いし歌ってもなかなか。最後の Baby You’re Mine は 2006 年に UK からリリースされた The Precisions の 4 曲入り EP に収められていたもの。これは曲を書いている Lou Ragland (楽p.100) 自身が歌っているということで、音源発見当初の誤解を解くために収録されたようだ。苦しげでサッドな歌声が映えるミディアムのビート・ナンバー、クリーブランドはデトロイトに近いとはいえ、何故、Sidra のマスター・テープに彼の曲が残っていたのか気になるね。最後に、Precisions とは関係のない話を。ライナー・ノーツによれば、George McGregor がプロデュースした Timmy Willis (楽p.100) の Sidra 盤はマッスル・ショールズ録音とある。ということで、Jubilee の Easy As Saying 1-2-3 も南部録音の可能性ありかも。
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ここで、Another Precisions のシングルを 2 枚紹介しておこう。
The Precisions / Take A Good Look (Hen-Mar 4501) – 1972
これは Philadelphia’s Precisions、デトロイトのグループと同じとしている資料もあるが誤りであろう。72 年の Virtue 録音。Sound Off 5 号のコメントをそのまま転載させていただく。この上なしの切なさやるせなさ、暗く沈みがちなリードに一歩引いたバック・コーラス。胸がウズウズ、心ゆくまで泣いてちょうだいと言わんばかりのフィリー・バラッドの大傑作。フリップの My Sense Of Direction はファンキーなビートのクールなダンス・ナンバー。昔はピンとこなかったが、今ではけっこうイケル。
The Precisions / What Would You Do (Wild 903)
こちらは Boston’s Precisions、シングルはおそらくこれ 1 枚。Wild は Skippy White のレーベル、リリースは 70 年頃のようだが、音は幾分古めかしい。くるくる輪をかく楽しいテンポにのって軽やかに跳ねるダンサー、勢いのあるバッキングでさらに盛り上がってくれる。プレスの状態がイマイチで音に厚みがないのが残念だが、ノーザン・ファンなら持っていたいシングルだ。
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