JOE HAYWOOD (PLAY BACK) / DENISE LaSALLE (KENT)
2016 / 05 / 11 ( Wed )

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JOE HAYWOOD / WARM & TENDER SOUL (PLAY BACK PBR 8503)
驚きの単独アルバム、Joe Haywood については楽 SOUL 57p で紹介済み、オランダ盤まで買ってしまうほどの私のこだわりシンガー (当ブログ 20121109 参照)、普段着でマイクを握っているお姿のジャケットにも涙です。彼の残した全曲を発表順に完全収録、何でもありのブート・コンピを除けば、楽本で推した Front Page のシングル 2 枚 4 曲は初のCDイシュー。内容については、楽本を参照いただいて、データ的なことを整理しておきましょう。
まずはディスコグラフィー、頭の数字は CD の曲順。
① Warm & Tender Love / ② I Would If I Could (Enjoy 2013, White Cliffs 237) 64, 65
③ When You Look In The Mirror / ④ Talk To Me Baby (Enjoy 2016) 65
⑤ Let's Make It / ⑥ Hand In Hand (White Cliffs 248) 65
⑦ Let’s Walk Together / ② I Would If I Could (Rampage 1001) 66
⑧ I Love You Yes I Do / ⑨ It Takes The Dark To Make You See The Light (Rampage 1002) 66
⑪ Say You Will / ⑩ Sadie Mae (Deesu 313) 67
⑬ I Wanna Love You / ⑫ Cornbread Song (Deesu 316, Kent 490) 67, 68
⑭ I’m Walkin’ / ⑮ Strong Feelin’ (Front Page 1000) 67
⑯ I Cross My Heart / ⑰ In Your Heart You Know I Love You (Front Page 1003) 67
⑱ Ghost Of A Love / ⑲ Debt Of Love (Fury 5052) 68
ニューオリンズの White Cliffs と Deesu から発表された ⑤⑥⑩⑪⑫⑬ は Larry Lucie の製作、他の 13 曲は NY の有名プロデューサー Bobby Robinson のレーベルからのリリース。ラリー・ルシーはボビー・ロビンソンともつながりのある NY のプロデューサー、よって Enjoy や Fury のシングルとサウンド的に大きな相違は無い。NY ディープの仕掛け人としては、ジェリー・ラゴヴォイ、バート・バーンズも有名だが、最もサザン・ソウル色が強いのがボビー・ロビンソンだ。ジョー・ヘイウッドの自作のデビュー曲 ① Warm & Tender Love は Percy Sledge もとりあげたソウル・バラードのクラシック、その曲名もそのままに ③⑥⑦⑪ もテンダーで暖かみのあるサザン・ソウル・マナーの好曲だ。フロント・ページのシングルは少し趣が違ってこみあげ系、⑭⑮⑯ はホーンも派手にバーンと前面に出てくるのでインパクトが強い、個人的には録音場所が気になっている。さらに、これまでリイシューされていなかったブルース・ナンバーやリズム・ナンバーも文句無しの歌いっぷり。ということで、結論、ディープ・ソウル・ファンなら、たぎる派も沁みる派も大満足のサザン・ソウル・アルバム、大推薦であります。PLAY BACK というこれまで馴染みの無かったレーベルからのリリース、ハワード・テイトやアーニ―・ケイド―も出していますね、これからも他がやらないところをやってくれることを大いに期待したいところ。
未発表曲についてもちょっと。次の 2 曲が KENT のコンピに収録されています。
The Last One To Know / Slow ‘N’ Moody Black & Bluesy (Kent CDKEND 003)
楽 SOUL 320p 参照、丁寧な熱唱が沁みて沁みて、リリース・ナンバーに勝るバラード、これは素晴しい。CD の音も抜群に良く、バックの演奏もくっきり際だっている。67 年 10 月、場所はニューオリンズのコジモ・スタジオ、Deesu 316 の 2 曲 ⑫⑬ といっしょに録音されたものだ。
Let Me Whisper In Your Ear / For Connoisseurs Only Vol 2 (Kent CDKEND 251)
楽 SOUL 318p参照、上記と同じセッション、ファンキーでダウンホームなダンス・ナンバーです。
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Joe Haywood / Say You Will (Deesu 313) 1967
録音はコジモ・スタジオなのかな。説得力十分のボーカルが光るサザン・バラードの名品だ。
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Joe Haywood / Strong Feeling (Front Page 1000) 1967
ディープ指数の高さではやっぱり 「強い気持」、汗臭いので持ち味とはちょっと違いますけど。

遅ればせながら、少し前のリリース CD もコメントしていきます。

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DENISE LaSALLE / MAKING A GOOD THING BETTER (KENT CDSEWD 152) 2013
これは、ちょっと複雑な心境でありました。というのも、Westbound のシングルを全部集め、個人的に CD アルバムを作成して楽しもうと考えていたから、あともう 1 枚というところだったので、嬉しいような悲しいような。Malaco も MCA も ABC も良いけれど、私にとってのデニス様はやっぱりこの頃。ラジオ広告用の未発表テープ ㉕㉖ は別として、シングルでしか聴けない曲は ⑯⑰⑲㉔ の 4 曲のみで、後は LP 収録曲。LP は 3 枚とも持っているからパスしているそこのあなた、LP は面倒くさくて、最近はご無沙汰なんじゃないですか。カバーものを中心に洩れているアルバム曲も 12 曲あるけど、肝心なものはだいたいここで聴けます。70 年代の女ものソウルの名盤、一家に一枚の定盤と言って良いでしょう。熱心に聴いたということもあってファースト・アルバム収録の最初の 4 曲がとにかく素晴しい。アップ・テンポの ① Hung Up, Strung Out は何故だかやるせなくって、③ Trapped By A Thing Called Love だってぶっきらぼうな癒しに満ちている。バラードなら、そのまんまHIって感じの ⑭ Don’t Nobody Live Hereかな。ミディアムの女王ここにありといった ㉒ Here I Am Again も余裕であります。なお、19 曲目まではメンフィス録音、ウエストバウンドが 20th Century の配給となった 5 千番台のシングル以降は、マッスルショールズでアレンジが施されています。
いったい、彼女の魅力ってどこにあるんでしょう。あまり女っぽくない、もちろん男勝りというのでもない、母性を感じるタイプでもないし。でも、何ともいえない優しさがあるんですよね、昔々、金沢在住の頃に通っていたスナック 「びんご」 のママを思い出すな、美人でもなく色気もないけど、なんだか安心できるというか、カウンターの向こうの女性って感じ。若者にはちょっと、お疲れ気味のお父さん方なら、分かっていただけるかもね。
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Denise LaSalle / Trapped By A Thing Called Love (Westbound 182) 1971
女性シンガーのミディアム 3 大名曲と言えば、Bettye Swann の Make Me Yours (Money 126)、Jackie Moore の Precious, Precious (Atlantic 2681)、そしてこれ。
14:27:07 | もっと楽ソウル | コメント(0) | page top↑
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