SOUL 45  DEEP SOUL SINGLES
2008 / 09 / 11 ( Thu )

ディープ・ソウルに関して新ネタが無い。次のシングルはあまりにマイナーなので、楽本では取りあげるのをためらった訳有りもの。ブログなら気兼ねが無いが、隠しておきたい性癖を告白するみたいで恥ずかしい。

James [Mr. Soulfinger] Arnold / Someone New (Je-Eeca 11714/5)
Eddie Dee & The Moonlighters / Let’s Go Steady (Dee 1002)
両方、バックもしっかりしていて、ど真ん中のディープもの。でもね、知名度はゼロに等しい、シンガーやレーベルについてもほとんど情報が無い。James Arnold はサウス・カロライナのブツ。これを聴くと、いつも Alex Spearman の Down The Aisle (White Cliffs 217) を思い出す。これではまったく説明になってないと言われそうだ、女性コーラスをバックに歌われたしみじみ沁みるバラード。胸に突き刺さるような強烈なものはないが、実直丁寧に歌ってくれて優しい心持になる。一方、Eddie Dee はどこの人かも分からない。自主制作のようだが、出来ばえは重厚で完成度も高い。南部録音かな、ホーンが前面に出たバッキングは雰囲気満点。曲は Sam Cooke や Arthur Conley (Atco 6463) で有名、フリップのジャンプ・ナンバー Sweet Lorene も Otis Redding のカヴァーだ。声はかなりタフで Donald Height ばり、粘っこく汗ばむ歌いっぷりはかなりそそられる。なお、この 2 枚は Sir Shambling 氏の Deep Soul Heaven (注) にも紹介されていて、Eddie Dee には Let's Go Steady / Make It Happen (Dunbar 001) というシングルもあるようだ。James Arnold も Eddie Dee も、ちょっと珍しくて、シングルを買おうとするとクオリティーを上回る値段がしてしまう。こういうのを手に入れるのがコレクター冥利と言ってしまえば、それまでだが。
注 http://www.sirshambling.com/index.html
deep single 1 
Nate Williams / She’s A Woman (Honey B 1001)
これはお持ちの方も多いはず、NY のレーベルからのリリースで、全く同じものが Rapda 102 としても出ているが、どちらがオリジナルなのかはっきりしない。出だしで語りが 1 分弱、JB を狙っているのかね Lee Fields とか Bobby Williams の路線、残り 2 分間は思いつめたようなディープ・バラード。ウラの You’re Doing Wrong はお約束のファンク・ナンバーだが、もっと熱さがほしかった。
Clyde Allen / Sad And Lonely (Movin' 138) - 1966
フリップ・サイドの Lil Sister がダンサーでノーザン・ファンにもニーズのあるシングル。LA のレーベルからのリリースで、DJ やソング・ライターとして有名な Fats Washington が制作したもの。Fats Washington は Lowell Fulson との仕事でも知られている人物、曲もソウル・バラードというより R&B っぽい。これを含め Movin’ に 3 枚のシングルを残している Clyde Allen、甘さを残した枯れたテナー、テクニックよりも味で勝負するタイプのシンガーだ。もっと刺激をほしがるディープ・ソウル・ファンにはアピールしないだろうが、まったりとしたメロディーと嘆きのある歌いっぷりとの絡みに妙な色っぽさがあって私は大好きな曲。バックの Curtis Tilman’s Band の演奏も悪くないが、こもったような録音で損をしているかな。
deep single 2 
Lonnie Jones / You Got To Do Better (Jenmark 103)
Jenmark は Hep Me 傘下のレーベルで、プロデュースには Charles Brimmer の名前もある。72 年ごろの作品だろうか、こちらは B サイド。のどかなリズムで歌われたミディアム・ナンバー、スカッと歯切れが良い、ひと時、ニューオリンズで楽しくなれる 1 枚。
Eddie Roberts / Immaculate Love (Time1041)
60 年代前半のシングルだろう、軽いテンポのダンス・ナンバー。この人もまったく無名、ウラの曲など聴くと白黒はっきりしなくなるが、黒人と思いたい。Immaculate とは純潔無垢という意味、甘酸っぱいですな。ストリングスが入ったバックはポップでアーリー、まるっきり Sam Cooke といった感じの男前なヴォーカルが胸をときめかせてくれる。
deep single 3
You Got To Do Better # Funky Funky New Orleans 4 (Funky Delicacies)
Immaculate Love # Blast From The Past Vol. 1 (Canetoad International)

11:07:54 | SOUL 45 | コメント(0) | page top↑
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