楽CD  PIC AND BILL / WILLIE TEE
2008 / 10 / 03 ( Fri )
PIC AND BILL / ANTHOLOGY 1964 - 1987 (Ripete 2375)
1. All I Want Is You (Charay 67) 2. What Does It Take (Charay 60) 3. Sad World Without You (Smash 2132) 4. Just A Tear (Smash 2132) 5. Over The Mountain [Across The Sea] (Charay 60) 6. Funny How Time Slips Away (Charay 60) 7. It's Not You (Charay 67) 8. Talk About Love (Charay 99) 9. Love Is A Many Splendored Thing (Smash 2132) 10. Soul Of A Man (Blue Rock 4073) 11. Moments Like This (Smash 2177) 12. Gonna Give It To You (Blue Rock 4073) 13. This Is My Story (LP Le Cam 303) 14. When Something Is Wrong With My Baby (Le Cam 656) 15. Yesterday (Smash 2109) 16. Don't Leave Me (LP Le Cam 303) 17. Nobody Else But My Baby (Charay 73)
18. Don't Put Me Down (Smash 2109) 19. Hang On In There Baby (Bandit 10) 20. Monkey Time / Billy Mills # 21. Sad Memories / Billy Mills (Seventy Seven 11)
1,3,4,7,8,10,12,13,14,16 = LP Le Cam 303)
2,3,4,8,9,11,12,16 = with Moses Dillard
# unissued 2008 Notes : Marion Carter & Julian Fowler、C. Vaughn Leslie

この CD は Sam’s レコードで1週間前に購入、一瞬、我が目を疑った Pic & Bill のコンピレーション。ビーチ・ミュージックをさかんに出しているサウス・カロライナのレーベル Ripete からリリースされたもの。CD-R だし体裁がチープだったので胡散臭いブートレグかと思ったが、ちゃんと権利を取っている正規盤のようだ。サザン・ソウル・ファンなら知らぬもののいない 2 人、テンダーなバリトンが Pic こと Charles Pickens、辛いテナーが Bill こと Billy Mills、またの名 500 Punds Of Soul (2人合わせて 227 キロ) と言われた重量級の男性デュオだ。楽ソウル (p.166) では、最も南部らしく最も美しさを感じさせるソウル・デュオと紹介させていただいた。この CD、タイトルは Anthology 1964 – 1987 となっているが、19 曲目の Bandit 盤を除くと全曲 60 年代の作品。Pic & Bill は Bill Smith のレーベル Charay に 15 枚以上、Smashに 3 枚、Blue Rockに 1 枚のシングルを残しており、Charay の系列 Le Cam からは LP (日本盤は Vivid、イタリア、ドイツ、スペイン盤もある) もリリースされている。全曲入れるには CD 1 枚では足りなかったのか、カヴァーされているのは約 7 割ほど。This Is It (Charay 73)、A Man Without A Woman (Charay 99)、I Love You, Baby (Charay 60) といったサザン・ソウル・ファンには定評のある傑作バラードが未収録というのが残念だが、私が長年探し続けている What Does It Take (Charay 60) が入っているので、大目に見ましょう。やっと出会えた曲、私としてはこれで充分満足。スローなバラードなら他の追随を許さぬお二人、リズム・ナンバーでも凄かったんだと無性に嬉しくなる。やる気満々のパワフルなジャンプ・ナンバー、とりわけ Billy Mills の焼け付くような歌いっぷりが素晴しい。私はこればかり繰り返しリピート演奏で聴いているが、ますますシングル盤がほしくなってしまうので、他の曲に目を向けましょう。18 曲目までが 65 から 69 年に発表されたもの。うち 10 曲は LP にも収録、ありがたいことに Vivid盤 に比べ音はかなり良くなっている。LP だけで聴いていた人なら、2 人に対する評価は間違いなく上がるはずだ。All I Want Is You と Just A Tear は彼らの本領がいかんなく発揮されたバラード。かたや名曲 Soul Of A Man、歌は Robert Thomas (Charay 87) や Matt Brown (LeCam 357) に負けていないが、バックがちょっと弱いかな。Sad World Without You は味わい深いミディアム、ノーザン・ファンには Talk About Love が一番喜ばれそうだ、Sam & Dave スタイルの It’s Not You も熱くなれる。When Something Is Wrong With My Baby はまあまあかな、いつもの彼等らしくない、Stax のバックで歌ってほしかったね。バックといえば、Charay はテキサスのフォート・ワースに所在するレーベルだが、録音場所が以前から気になっていた。ライナーによると、サウス・カロライナは Greenville の Mark V スタジオもしくはノース・カロライナは Taylorsville の Galaxie III スタジオでの録音とのこと。Mark V スタジオでは Moses Dillard のバンドがバックを務めているようだ。レーベルをよく見ると、Smash 盤には Mark V プロダクションとちゃんと書いてあったね。20 年近くブランクがあいて、87 年、彼らの地元 Ashville の Bandit レーベルから発表された Hang On In There Baby は Johnny Bristol のヒット・カヴァー、90 年にはこの曲を含む Talking Up The Slack という新録 CD アルバムが日本の Vivid Sound からリリースされている。最後の 2 曲は Billy Mills のソロ作品、Sad Memories は Fame で録音されたサザン・ミディアムの好曲、Major Lance のカヴァー Monkey Time は未発表ナンバーで、既に Major Bill's Texas Soul (Charly LP) というコンピレーションに収録されていたものだ。この CD のおかげで、いまだに聴けない Pic & Bill は What Would I Do (Charay 60) と Together Till The End Of Time (Charay 60) の 2 曲だけとなった。なお、ライナーに Pic & Bill の思い出話を寄せている C. Vaughn Leslie は Charay、Mastertone、Bandit にシングルのあるシンガー。また、CD にはレコード番号の記載が無く、私が追記したが、あまり意味が無いかも知れない。Charay のレコード番号の管理はいい加減、Charay 60 はなんと 7 枚 (6 枚という資料もあり)、Charay 99 は 2 枚あるので、コレクターの方はご注意を。ディスコグラフィーについて気になる方は次のホーム・ページを参照いただきたい。
http://soulcellar.co.uk/soulduos/SoulDuos.htm
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WILLIE TEE / ANTHOLOGY 1962 – 2005 (Ripete 2373)
1. Thank You John (Atlantic 2287) 2. Walking Up A One Way Street (Atlantic 2273、Nola 708) 3. Teasin' You (Atlantic 2273、Nola 708) 4. You Better Say Yes (Atlantic 2302) 5. Please Don't Go (Nola 737) 6. Reach Out For Me (Capitol 2892) 7. First Taste Of Hurt (Gatur 509) 8. I'm Havin' So Much Fun (Gatur 557) 9. You're Got To Pay Some Dues (Bonatemp 401) 10. The Man I Am (Gatur 511) 11. I Peeped Your Hole Card (Gatur 701) 12. I Want Somebody [To Show Me The Way Back Home] (Atlantic 2302) 13. I'm Only A Man (Capitol 2369) 14. Dedicated Tou You (Atlantic 2287) 15. Teasin' You Again (Gatur 512) 16. Always Accused (A.F.O. 307) 17. Bring On The Heartaches (Capitol LP) 18. Cold Bear (Gatur 508) 19. Concentrate (Gatur 80001) 20. Teasin' You # 21. WAlking Up A One Way Street # 22. Thank You John #
# Live at the 2005 Carolina Beach Music Award
2008 Notes : Marion Carter & Julian Fowler

Pic & Bill と同じく Ripete からのリリース、昨年 9 月に亡くなった Willie Tee のコンピレーション。仕様はやはり CD-R。Willie Tee の CD コンピについては楽ソウル (p.284) でも 2 枚取りあげており、内容も重複するので、要点だけの紹介に止めたい。この CD の最大のメリットは、音が悪かった Funky Delicacies 盤に収録されていた曲が比較的まともな音で聴けるところだ。Please Don't Go、I'm Havin' So Much Fun、I Peeped Your Hole Card、Teasin' You Again のレア&グレイツ 4 曲もこれで心置きなく楽しめる。さらに、人気の First Taste Of Hurt、希少な Bonatemp 盤も片面収録。最後の 3 曲は 2005 年のライブ音源、ヒット曲の再演、実に心地好いマンネリズムに気分も晴れる、力強い歌声に感激してしまった。
18:21:32 | もっと楽ソウル | コメント(2) | page top↑
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コメント
--[s:17709]--

ピック&ビル、大変勉強になります。
そういえばウイリーティーはゲットアップは入って無いんですね。
ファンキーファンキーツイストとかはバージョンはどちらですか?
あと、2005年のライブ音源はyoutubeで見れるのと同じですか?
CD買えばいいんでしょうが、すみません。
by: 夜ひ楽 * 2008/10/04 09:48 * URL [ 編集] | page top↑
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FUNKY FUNKY TWIST は未収録です。
YOUTUBE、恥ずかしながら、私のパソコンの環境が悪くて見れません。チェックしてないので、ごめんなさい。
by: sano * 2008/10/04 13:31 * URL [ 編集] | page top↑
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