SOUL 45  SOUL DUO / SOUL DUET
2008 / 11 / 06 ( Thu )
The Trey J’s / I Found It All In You (Tee Gem 4044) - 1970
これはちょっと珍しい。アラバマのソウル・デュオ The Trey J’s、名前は頭文字からとったものだろうか、James Binford & Joseph Smithの2人。彼らが残した唯一のシングル盤、プロデュースしているのは Tee Fletcher、あの Eddie Billups の Shake Off The Dream (Seventy-Seven 127) や Matt Brown の Jar-Val 盤等マニアックでユニークな楽曲を手掛けている人物だ。軽やかなギターのリフとホーンで幕が切って落とされるモダンなダンス・サウンド、ダミ声のリード・シンガーが快調にビートを叩き出す。インパクト充分、ウサイン・ボルトのようなぶっちぎりの疾走ぶりで、あまりにも早く終わってしまうなと思ったら、曲の長さが 1 分 37 秒 (実測 1 分 45 秒) って、これはなにかの手違いなのだろうか。3 分以上の曲を聴くのがかったるくなってしまった私でも、もう 1 分ぐらいはハッピーでいたかった。フリップ・サイドのWe Got A Thing [Going On] はがらりと趣が変わり、Sam & Dave スタイルのディープなスロー・バラード。デュオならではの緊迫感がほしかったという気もするが、清々しいメロディーにのってソウルフルに歌いあげてくれる。
trey js
The Branding Iron / I Don’t Know Why [I Love You Like I Do] (Stag 10024/27) – 1974
Calvin April & Lee Crume、シカゴの男性デュオだ。70 から 71 年、Volt にも 2 枚のシングルを残している。この Stag 盤はディープ・ソウル・ファンには知られたシングルであろう。制作スタッフは Crume Brothers (楽p.173) の LeRoy Crume と Dillard Crume。ゴスペル・タッチのスケールの大きなスロー・バラード、こみあげ系のメイン・ヴォーカルは Chess の Crume Brothers で聞こえる声と似ているので、Lee と LeRoy は同一人物かもしれない。フリップの I’m A Soul Lover も文句なしのアップ・ナンバー。Gene Barge がプロデュースした Born Too Late (Volt 4059) もデュオの妙味が満喫できる楽しい曲だ。
Naomi & Harris / Come On Baby And Hurt Me (Atco 6543) - 1967
フィラデルフィアのデュエット Naomi Wilson & Harris Hughes。もう 1 枚 You’re My Baby / More Than I Do (Atco 6465) というシングルもあり、いずれも手に入りやすく内容も良い、ノーザン・ファンにはベーシックといえる音盤だ。4 曲の中ではこの Come On Baby And Hurt Me がマイ・ベスト、Leon Huff と Cindy Scott が曲を書き、Leon Huff と John Madera がプロデュース。Naomi 嬢の気風の良い歌いっぷりが快調にスウィングする勢いのあるアップ・ナンバー。男性シンガーがちょっと弱いかな。なお、Naomi Wilson にはソロでGotta Find A Way (Swan 4227) と Do You Feel What I Feel (United Artists 50601) の 2 枚のシングル・リリースがある。
naomi  harris
Sue & Mel / Can't Do Without Me (Star Track 102)
Barbette And Mel / Lets Get It Together (Whip 346)
デトロイトの男女デュエットを 2 枚紹介しよう。Star Track、Whip、Dotty’s (Lee Jennings や Johnny Hampton、Little Roger Hatcher のシングルがある) はプロデューサーの Clarence Marshall がらみのレーベル。Sue & Mel は Sue Ann Jones & Melvin Jackson と素性が知れている。Dave Hamilton の TCB にも I’ll Give You My Love (TCB 778) というシングルを残している Sue Ann Johnson、出身はデトロイトではなくメンフィスのようだ。Can't Do Without Me は懐かしき良き時代が偲ばれる都会のサウンド、おしゃれで開放的なダンス・ナンバーでたちまち楽しくなれる。Gail Nevilles というシンガーも同じバック・トラックで He Can't Do Without Me (Star Track 350、Dotty’s 350) という曲をリリースしており、そちらはベリ・レアで私も聴いたことがない。フリップの We Started This Thing Together は歯切れの良いミディアム・アップ、こっちの方が古いし激しくはないが、Peggy & Jo Jo をデトロイトに持ってきたような感じかな、Sue Ann 嬢のコブシの回しっぷりにときめいてしまう。お次の Barbette and Mel は正体が不明、この Lets Get It Together は Steve Mancha の Did May Baby Call (Wheelsville 102) のフリップ Whirl Pool とバック・トラックが同じ。音はこちらの方が良い。弾むようなテンポのミディアム・ナンバー、ストリートを闊歩している 2 人の姿が浮かんできそうだ。男性シンガーは Star Track の Mel さんよりも歌える、UK の某サイトでは Melvin Davis ではと推測されているお方もいたね。
sue  mel
Come On Baby And Hurt Me # Getting’ To Me (Kent CDKEND 181、楽p.208)
10:53:32 | SOUL 45 | コメント(0) | page top↑
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