SOUL 45  BLUE ROCK
2008 / 11 / 28 ( Fri )
Otis Leavill / Let Me Live (Blue Rock 4063) - 1968
楽ソウル (p.79) で押した Columbia に負けず劣らず、さらに、嬉しいことにリーズナブルな値段で買えるグレートな音盤。Billy Butler が曲を書き、Gerald Sims がプロデュース。地味なイメージを覆す颯爽としたモダンなアップ・テンポ。滑らかなテナーが熱を帯びて突っ走る、シカゴ・ソウル・ファンでなくても大興奮間違い無し。さらに、フリップのミディアム It’s The Same Old ではファルセットで男の色気を振りまいてくれる。なお、Blue Rock では 65 年に 3 枚のシングルを立て続けにリリース、王道シカゴ・ソウルにこだわる方ならどれも聴き逃せない内容だ。
Kenny Carlton / Lost And Found (Blue Rock 4054) - 1968
既に Sound Off で紹介済み。60 年代、NY を中心にイースト・コーストでソング・ライター&プロデューサーとして手腕を発揮した若き天才 Van McCoy、68 年に彼が新設した V.M.P. プロダクションで制作されたシングル。Van McCoy が送り出したあまたの名曲の中でも十本の指に入る傑作ノーザン・サウンド。輝くばかりのビートとハリのあるヴォーカル、スムーズな展開にいつの間にか気分も高揚。メロディーは軟派でポップだが、それがかえってこの盤の個性を際立たせている。ウラの Wait Till I Get You In My Arms は先に Major Lance (Okeh 7284) が歌っている曲。ベテランの風格さえ感じさせる Kenny さんだが、シングルはこれ 1 枚きり。
blue rock 1
The Brothers Of Love / Yes I Am (Blue Rock 4057) - 1968
Tommy Keith が在籍していたグループ。Blue Rock、Intrepid、Mercury に各 2 枚 (Mercury の 1 枚は Blue Rock の再発) あり、これがファースト・シングル。制作が Jesse James、アレンジは Bobby Martin、テンプスをフィラデルフィアに持ってきたような感じかな。ミディアムのダンサー、少々軟派な Tommy Keith のヴォーカルもなかなかの冴えをみせてくれる。この曲、Intrepid 75026 で再度リリースされているが、ヴァージョンが違い、メインで歌っているのも Tommy じゃないような。音のまとまりなら Blue Rock、ヴォーカルは Intrepid かな、好みが分かれるところだろう。全く人気の無いグループ、どのシングルも買いやすいが、ハズレは無い。
The Leaders / You Are The One I Love (Blue Rock 4060) – 1968
「ノーザン・ソウルって、どんなの?」 と聞かれたら、いの一番にかけるポップ・ノーザンの代表曲。これもミニコミで取り上げたシングル、新ネタが無くてすいません。Adam’s Apple (Brunswick 78025) というグループが先に歌っていて、制作スタッフは同じなのにタッチは若干違う。バッキング、ヴォーカルともに弾けっぷりが良くて、Adam’s Apple の方が私は好き。Blue Rock はカッティングやプレスが良くないものが多いので損をしているのかもしれないな。
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The Adventurers / Something Bad [Is Happening] (Blue Rock 4071) – 1968
The Adventurers / Easy Baby (Compass 7010) – 1967
こいつもミニコミで書いたなぁ、15 年前なので、お許しくだされ。Ran-Dee、Music World にもシングルがあり、CD レビュー BLACK GOLD: SOUGHT AFTER SOUL (UK Castle) でも触れた NY のグループ。Blue Rock の Something Bad はのどかなミディアムで疲れた心を癒してくれる、グループ・ソウルでしか味わえない優しさと温かみにあふれているね。どんな方々なのか気になるところだが、後に The Chosen Few (Maple) のメンバーとなった Gerald Perry と Mac Williams に、ライターに名前のある Eddie Johnson と James Wicker の 2 人を加えた 4 人組だろうか? Johnny Brantley がらみのグループで、New World と同様、このシングルも Vidalia プロダクションで制作されている。Blue Rock の中では珍しく買いにくい 1 枚だが、次の Compass 盤はさらにレアで困りものだ。マニアックなノーザン・アップで、テンプスの影響も見え隠れ。ファンキーなヴォーカルと勢いのあるサウンドとのバランスが微妙で不思議なグルーブ感を醸し出している。胸の動悸がなかなか治まらなくて、ちょっとヤバイ。曲のクレジットは Perry – Johnson – Wicker でプロデュースも Perry & Johnson、歌うことだけでなく才能のあったグループのようだ。なお、Blue Rock のフリップ・サイド Nobody Can Save Me では Easy Baby を少しクールに改作、スリルが無くなってしまったのがちょっと残念。
blue rock 3
Blue RockはMercuryの系列ソウル・レーベル、1964から1969年、80枚程度のシングルをリリースしている。CDコンピとしては、Lost and Found : The Blue Rock Records Story (Mercury 314558273-2) があり、2枚組みで60曲収録。Compass のThe Adventurers とThe Leaders以外はそこで聴くことができる。
Easy Baby # Northern Soul Time (Goldmine GSCD 77)
10:27:43 | SOUL 45 | コメント(1) | page top↑
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by: * 2012/02/07 22:57 * [ 編集] | page top↑
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