SOUL 45  NEW RELEASE
2008 / 12 / 23 ( Tue )
David Sea / Believe In Me (Shotgun 101) – 2007
UK の新レーベル Shotgun、これは Rabbit Factory の The Birmingham Sound : The Soul Of Neal Hemphill Vol.1(楽p.248) で評判の高かった未発表曲のシングル・カット。Jerry Weaver の制作で 70 年代中頃の音であろう。のめりこむような一途な歌いっぷりが胸を打つサザン・ジャンプ。声が裏返るスリリングなゴスペル・シャウト、若き日の David Sea のアイドルは Bobby Womack だったんだな。フリップ・サイドの Let's Just Get Together はバラード・ナンバー、こちらもコブシがきいて粘っこい。Birmingham Sound Vol.2 から Wes Lewis の I'm A Telling You の 7 インチもお願いしたいね。
Rozetta Johnson / You Better Keep What You Got (Shotgun 102) – 2007
同じく Shotgun のシングル、これも既発 CD に収録済の未発表曲。Soulscape の Personal Woman (楽p.251) で度肝を抜かれたブツ。Sam Dees と Frederick Knight が書いた勇ましいリズムのサザン・ダンサー。泥臭く勝気なヴォーカルが怒涛のごとく押し寄せてくる。楽本でも書いたけど、Peggy Scott が歌っていると言われても納得しちゃいそう。ウラはシングル・レヴュー (楽p.144) もさせていただいた Mine Was Real ということで、分かっていらっしゃるカップリング。
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Patrick Henry & The Liberation Band/ Loving U (Street Soul SSR 2) – 2008
これは買いそびれてしまい、あせってしまったニュー・シングル。今年のプレスなのに既に販売元にも在庫無しのよう。ありがたいことに、先輩コレクターのおかげで手に入れることができました。1995 年に発表された CD アルバム Come & Get It (Lanor) からのカット、UK のノーザン・シーンでプレイされ人気の高かった曲を 7 インチにしてしまった。70 年代っぽいかな、甘辛なヴォーカルが伸びやかに軽やかに駆け抜ける出色のクロスオーバー・ダンサー。インディー・ソウルの意地を見せ付けてくれるようで素晴しい、もう最高。ドラムスが気持ち良く、バックの音もしっかりしている。曲のユニークさではかなり引けを取るが、フリップの My Love も悪くない。Tyrone Davis をモダンにした感じだろうか、80 年代に流行ったタイプ。でも、エンディングが唐突なのは、なぜ。
Rhonda McDaniel / Why Am I Crying (Soul Tribe 001) – 2008
カナダ・プレス。まず、Shirley Wahls (King 6083) の傑作ディープ・モダンに果敢に挑戦しているところが偉い。最近の録音のようだが、レトロな雰囲気。オリジナルのイメージを崩さず、スムーズな仕上がりで高得点をあげられる。これを聴いて、Shirley Wahls の素晴しさを再確認させてもらった。裏面の Good Thing もサザンっぽいミディアムで良いのだが、残念なことにプレス・ミスがあり、曲の後半で針飛びしてしまう。後で知ったが、Rhonda McDaniel は白人の女性シンガー、下記のホーム・ページを見て本当かよと思ったが、声も歌いっぷりも今時の黒人よりもソウルフルだ。なお、サウス・カロライナの KHP というレーベルで CD があり、両面ともに収録されている。
http://www.rhondamcdaniel.com/?mpf=frame
patrick henry
Purple Mundi / Man From The Sky (Soul 45 - 002) – 2008
Jazzman の新レーベル Soul 45 の第 2 弾。今回取りあげた 6 枚のシングルの中では唯一の再発もの。オリジナルは Cat 1984 でとても珍しいシングル、インター・ネットで調べても、レーベルの写真さえ捜すことができない。Willie Clarke & Betty Wright のプロデュースでマイアミ産、録音は 70 年代後半だろうか。レーベルに記載がないが、Cat 盤には with Carlos Wright となっており、リードで歌っているのは Betty Wright の兄弟のようだ。これはケチのつけようがない完璧なバラード・ナンバー。グループ・ソウル・ファンはもとより、スウィート派もディープ派もまとめて面倒見てくれる甘美でエモーショナルな逸品。もう堪忍してちょうだいと言いたくなるほどで涙がちょちょ切れそう。こちらは B 面で A 面となる Stop Hurting Me Baby の方がクロスオーバー・ノーザンとして人気がある。実は Purple Mundi には 71 年頃に Stop Hurting Me Baby / I Can't Understand (Cat 1978) というシングルがあり、Cat 1984 は片面を差し替えて再度リリースされたもの。メイン・シンガーもグループのオリジナル・メンバーであろう。マイアミ・サウンドらしい爽やかさがあるビート・ナンバーだが、歌はかなりディープ。両面、まことにゴージャスな内容、オリジナル盤は聴いたことがないが、音もかなり良い。クオリティーの高いレア・モダンのシングル・リイシューを積極的に行っている Jazzman の Soul 45 シリーズ、Funk 45 はレーベル・ロゴがイマイチだが、これはデザインも素敵でコレクション価値を高めている。全て 500 枚の限定プレスということで、Purple Mundi も既に完売らしい。Little Beaver、Purple Mundi、Tolbert に続き、Royale VII の It's An Explosion Pt I & II が現在入荷中、モダン・カルト・ダンサーの傑作、こちらもお買い逃がしのないように。お次は Lenny Williams の I Couldn’t Find Nobody ということで、このシリーズ、ますます目が離せない。
Noel McKoy / Determined Man (Mark 4) - 2006
UK の黒人シンガーらしい、90 年代頃から CD リリースがあるようだが、私は聴いたことがない。このシングル、Advanced Promotional Copy と書いてあるホワイト・レーベルでなんとも素っ気ない。情報があまり無く、はっきりしたことは言えないが、UK でノーザンの新録を精力的に行っている Ian Levine がらみの録音と思われる。最初に聴いたのは 1 年前になるかな、Bobby Womack を彷彿させるディープな歌いっぷりに唖然呆然。男汁が飛び散る一昔前のヴォーカル・スタイルで、一体全体どうなっているの。音も 70 年代、Ian Levine に好意的ではない私もこれには参った。ダンス・フロアを一気にヒート・アップさせるノーザン・ダンサー、これで踊れなければ、何をかけても無駄と言いたくなるほどの決定力のあるサウンド。ウラのモダンなミディアム・アップ Read Between The Line も極上であります。
purple mundi
21:16:56 | SOUL 45 | コメント(0) | page top↑
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