SOUL 45  DEEP SOUL SINGLES NO.3
2009 / 01 / 02 ( Fri )
この 5 枚のシングルは、昨年末にアップしたかったのだが、新年にズレ込んでしまった。いずれも、2008 年に手に入れたディープなアイテム、これまでブログで取り上げていなかったものです。

Benny Latimore / I’m A Believer (Dade 202) – 1968
楽本では Let’s Move And Groove Together (Dade 2015) を押したが、今ではこれがマイ・ベスト。Dade の 7 枚では一番珍しく、やっと昨年後半に手に入れることができた。 Pickett & Womack の I’m In Love をテンポ・アップさせたような曲調が強烈に印象に残るミディアム・ナンバー。コブシをこねくり回すような Latimore の歌いっぷりも最高だ。Jackie Avery が曲を書いており、プロデュースは Brad Shapiro & Steve Alaimo、録音はマッスル・ショールズだろうか。Benny Latimore の初期音源については、デビューの Blade 盤を含め TK オーナー Henry Stone の HSM から CD アルバムが出ているが、あまり愛情が感じられない制作態度で、思いっ切りお薦めできないのが残念だ。
Marion Ester / Not Guilty (Murco 1047) - 1968
Kent の The Murco Story の CD コンピ (楽p.291) にも収録されているルイジアナ産サザン・ソウルの知られざる傑作。ウラの Victim Of Circumstance はくだけたリズムのダンス・ナンバーで、両面ともにマリオンの旦那であった Abe Ester の作。シングルはこれと Abe & Marion Ester & The Casanovas / Let Me Be The Fool (Murco 1036) の 2 枚のみ、夫婦でバーやナイトクラブを回って毎夜歌っていたんだろうな。無名のローカル・シンガーが残してくれた優しく情け深いスロー・バラード、一途な思いが胸を打つ。
benny latimore 
Gene Miller / Giving You The Love You Need (Bay Town 204) – 1974
メンフィスの有名なミュージシャン Gene Miller とは別人で、George Freeman のシングルもあるカリフォルニアのレーベルからリリースされたもの。フロム LP “ Raw Soul ” となっているが、LP は見たことがない。以前、Soul Craft と Thomas のシングル盤を紹介した James Dockery がプロデュース。メロディーにそれほどの魅力はないし歌も正直言って上手くはないのだが、煽るようなバッキングや女性コーラスが後押し、ヴォーカルにカタルシスを求めるディープ・ファンにはいつしか堪らない展開となっていく。私もめちゃくちゃ強引な歌いっぷりに訳が分からないまま感動してしまった。この人、Spider Man (Alfie 106) というファンクのシングルもあり。
Ernie Rivers / A Message To Percy (Knox 0001)
去年は Bofuz の Ernest Jackson や先に挙げた Marion Ester 等、ルイジアナのディープものに縁があったが、これもその中の 1 枚。Percy Sledge の Take Time To Know Her のアンサー・ソング。説得力のあるテナーで切々とやってくれる、バック・バンドもまずまずでうらぶれたギターが印象的。さすがに曲はど真ん中のサザン・ソウル、ぐっと気分が盛り上がる場面もあって、単なるあやかりものの域を超えている。このシンガー、ニュー・オーリンズの出身で、テキサスのハイ・スクールでは Joe Tex の同級生だったそうだ。Knox にもう 1 枚シングルがあるが、未聴。
gene miller
Jerry Richardson with the Ray Franklin Orchestra / Peace Of Mind (Chris 1018/1017)
楽ソウルで取り上げた Jimmy Williams の Peace Of Mind (Chris 004、楽p.130) と Joe Perkins の Thing Of The Past (Chris 001、楽p.98) を Jerry Richardson というシンガーが両面で歌っております。こよなくメンフィス・ソウルを愛する先輩ソウル・ファンから 「佐野さん、あの 2 曲、他のシンガーが歌っているって鈴木さんが書いていたよ、持ってないの」 と言われ、ほんまかいなと慌てました。いまだにその文章は読めていないけど、なんとか現物を確保。日頃、鈴木先生のライナーとか雑誌の記事をほとんどチェックしていないんですよね、この前、ご本人からもそれとなく指摘されたし、反省。70 年ごろの録音かな、バックはまったく同じ。充実のメンフィス・バラッド二連発、歌いっぷりも申し分ない。情報を教えてくれた友人にはなかなか会えず聴いてもらえていないが、彼の顔がほころぶのが今から楽しみであります。
jerry richardson
Gene Miller と Ernie Rivers については Sir Shambling (John Ridley) 氏の Deep Soul Heaven も参照させていただきました。
http://www.sirshambling.com/index.html
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