SOUL 45  楽アガシ Pt.1
2009 / 02 / 06 ( Fri )
もともと 60 年代ガールズ・ポップ・ファンであった私、最も好きな曲と聞かれれば、今でも The Ronettes の Be My Baby と答えてしまう。というわけで、実はアガシ・ソウルは私の得意分野、シングル・コレクションにも少々自信あり。軟弱と言われてけっこう、でも、ノーザン・ソウルとして人気のあるシングルも多くて、アガシの道は厳しいのであります。

Toni Basil / Breakaway (A&M 791) - 1966
この人は黒人じゃない、本名は Antonia Christina Basilotta といって、ミュージシャン、ビデオ・アーティスト、女優、振り付け師と多才な女性。ライターはウエスト・コーストの Ed Cobb、デトロイトっぽい重厚なサウンドにガッツでキュートな歌声が映え、ハードなリズムとポップなメロディー・ラインが呪文のように響いてくる。
Gene Barbour And Cavaliers / I Need A Love (Hit 101)
ノース・カロライナの白人バンドのようだ。フューチャリングされているアガシは黒人のような気がするが正体不明、もしかすると名のある女性グループかもしれない。Curtis Mayfield が書いた明るく小粋なダンス・ナンバー。シャープなコーラスと派手なバンド演奏にのり、落ち着き払ったリード・ヴォーカルが冴えわたる。水も滴る素晴しい歌いっぷり、ガールズ・ポップとは一線を画し、頑固な大人の鑑賞にも耐えうるグレートな音盤、アーリー・シカゴのまさしく名品。
agashi 1
Betty Lloyd / I’m Catching On (BSC 401)
揺れるミッド・テンポ、軽くスウィングするヴォーカルになぜか胸が騒いでしまう。詫び寂のあるメロディー・ライン、間奏のギターも泣ける。デトロイトに咲いた可憐な一輪の花といった趣のあるシックなダンサーだ。フリップのミディアム You Say Things You Don’t Mean でも甘く切なく舞ってくれる。
The Foxes / Soul City (Bridgeview 7000) – 1964 ?
オブスキュアな一品。サビの部分はそのまんま Martha & The Vandellas をいただいたようなストンパー。意図は見え見えですが、許しましょう。ちょっとベタなヴォーカルも若さに任せて勢い良く弾けてくれる。この曲、制作スタッフには Lou Reed もいて、白人グループかもしれないな、The Sassy One (Pickwick City 1002) というシングルもあり。
agashi 2
Pamela Beaty / Talking Eyes (TIP 1018)
とっておきの秘蔵盤を紹介、これはめちゃくちゃ好き。TIP はカリフォルニアのレーベル、Pam Baitey (Rockin' Records 504) というプレスもあります。明るく覇気のあるハンド・クラッパー、惚れ惚れするようなパメラ嬢のお声、ハスキーでよじれるようなヴォーカルがまことにチャーミングでソウルフル。1 枚しかシングルがないのがまことに残念なシンガーだ。ライターに Jimmy Holiday の名前もあり、Jimmy Holiday & Clydie King / Ready, Willing And Able (Minit 32021) はちょっと曲調が似ている。
Donna Colman / Your Loves Too Strong (Avin 102)
シカゴのレーベルだが、音はデトロイトっぽい。地を這うようなビートに可憐なヴォーカルがスイスイと前をゆく。一度聴いたら何度も針を落としたくなる不思議にひきつけられるマニアックなサウンド。ものすごくデカイ音でかけたくなるね、ブレイクもあって、ほんと、かっこいいっす。
agashi 3
Marsha Gee / Baby, I Need You (Uptown 704) -1965
これ、フィリーなのかな。威勢の良いラッパとハンドクラップをバックに、ただひたすらに盛り上がっていくマーシャ嬢の歌いっぷりが素晴しい。我を忘れたような熱のこもったラストでは、いつもいつでも胸がじ~んときてしまって。類稀なる涙ものダンサーであります。
Pat Brown / The Good Got To Suffer For The Bad (Seven B 7009)
ニューオリンズもアガシの宝庫、Eddie Bo が仕掛けてくれたこれまたキュートな一品。ロリータ嗜好のノーザン・ファンには堪らぬスタイリシュなダンシング・バラッド、タメのあるビートにカマトトっぽいヴォーカルがなにやら悩ましい。
agashi 4
Helen Curry / Love Him In Return (Ja-Wes 0115)
Ja-Wes (DJO) に 3 枚シングルがある女性。シカゴ・ソウルの伝統に則ったそこはかとなく愁いのある曲調、アガシの盟友マスクマンもうなってしまった男心をくすぐる罪な 1 枚。
Carol Mogan / I’ve Got Everything (Born 409)
レーベルに Jalynne とあり、これもシカゴ。マイナー・レーベルで情報が全くない。アガシ・ソウルの真髄を教えてくれるようなのどかなサウンド。チャームに迫るミディアム・アップでゆったり泣けます。
agashi 5
Gene Barbour And Cavaliers # Totally Northern Soul (Goldmine)
Betty Lloyd # On Top of the World ….The Stafford Story (Goldmine)
Pamela Beaty # Going To The Go Go (Goldmine)、Northern Soul Fever 1 (Goldmine)
Marsha Gee # Wigan Casino 25th (Goldmine)
Pat Brown # Northern Soul Of New Orleans (Soulscape)
07:50:00 | SOUL 45 | コメント(0) | page top↑
<<アルツハイマ―のお知らせ | ホーム | 楽 LP  JOHNNY COPELAND (KENT)>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |