SOUL 45  楽アガシ Pt.2
2009 / 02 / 21 ( Sat )
Clara Wood / Old And Grey (Imperial 66122) - 1965
このシングルは長年の私の愛聴盤。ポップで歯切れの良いテンポに切なく淡い歌声が胸に染み、いつまでも大人に成りきれない私の弱さを突いてくる。でも、こんな曲に感動できる自分が嫌いじゃない、ちょっぴり恥じらいのあるときめきっていつまでも忘れたくないね、そんな思いにさせてくれる無垢でロマンティックなミディアム・ナンバーであります。おそらくティーンの Clara Wood はこれ1枚、ライターに Terry – Martin とあり、Bobby Martin がらみのアーリー・フィリーの音のようだ。
Marva Lee / Old And Grey (Rugby 4501) – 1970
Dyno-Dynamic プロダクションの制作で Atco に 2 枚のシングルがあるフィラデルフィアの女性。ディープなバラード Can’t We Talk It Over (Atco 6320) やモータウン・ライクなノーザン If You Can’t Be True (Atco 6367) は手に入れやすい良盤だが、こいつはかなりレア。音は、もう 20 年以上も前に UK のコレクターからいただいたテープで聴いていて、オリジナルの Clara Wood は買えてもこれにはなかなか巡り合えなかった。めでたく幻が現実に、苦労した甲斐があったというか、コレクターとしての達成感を久しぶりに味あわせてくれた音盤。最初に針を落として聴き終わった時には胸がどうしようもなく熱くなってしまった。モダンで勢いのあるサウンド、マーヴァ嬢のよじれるようなヴォーカルとドラムのビートが絶妙にからんで堪らない、マイ・アガシ・ノーザンでは 5 本の指に入る傑作。初めて聴いたフリップ・サイドの First Night Together も典雅で泣きのあるグレート・フィリー・バラッド、これには参りました。
agashi 21 
Marva Josie / I Don’t Care (Sahara 5501) - 1963
Marva つながりで。ソウル・ジャズの LP もある NY のシンガー、ノーザン・ファンにはアーリー 60 ズの 3 枚のシングルが人気。Later For You Baby (Time 1055)、Don’t (United Artists 888)、そしてこの Sahara 盤。デビューの Later For You Baby は Correc-Tone がらみ、Sahara のレーベルにも Jobete の表記があり、これもデトロイト録音かもしれない。まるでスモーキーが書いたような清楚で香り高きミディアム。ふくよかでハスキー、もうすべてを任せてしまいたくなるようなお声、ちょっと色気のあるところでさらにポイントが高くなる。
Mary Holmes / I Need Your Lovin’ (Del-Valiant103) - 1969
ライターは Norman Whitfield & Barrett Strong で The Temptations も歌っているね、これはフィリーの Stan Watson がプロデュース。エディ・ケンよりもマリー嬢の方が私は好き、ゆったりとしたテンポにのって伸びやかに舞ってくれる。B サイドの I’ll Make It Up To You は The Delfonics の William Hart のペンとなるムーディーで美しきビート・バラード。Philly Groove からのリリースもあるが、こちらがオリジナルだ。このシンガー、After I Shed A Tear (Nassau 100) がディープ・ファンにはお薦め。
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Delilah Moore / I’ll Just Walk Away (Money 602) - 1973
Pat Livingston / You Bet I Would (Money 606) – 1973
アガシ・ソウルの最高峰 Bettye Swann の Make Me Yours を世に送り出した ウエスト・コーストの Money も 69 年以降新譜がストップしてしまうが、73 年、レーベル・デザインも新たに 600 番台で数枚のシングルをリリースしている。中でも注目いただきたいのがこの 2 人。Delilah Moore には It Takes Love (Middle Earth 1) という極上レア・アガシもあるけど、私はこちらですね。ちょっとジャジーなバックにレイド・バック気味のヴォーカルが可憐に響くシックなミディアム。Money のもう 1 枚 Wrapped Up Tight (Money 603) も良くて、思わずウルウルしちゃう。Pat Livingston も負けず劣らず、You Bet I Would はおしゃれ度の高いダンス・ナンバー、これはちょっと軟弱じゃないのと言われそうだが、非力なヴォーカルに涙である。この女性、Take Me Now Or Leave Me (Wilstone) という珍しいシングルもあり。
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The Fabulous Jades / Come On And Live (Rika 111)
Imperial、Liberty のグループと同じようだ。LA の Leonard Jewel Smith が手掛けたシングルということで、クオリティーの高いサウンド。蠱惑的なダンス・ナンバー、リードのクールな歌いっぷりと何とも言えない揺らぎがノーザン・ファンの心をとらえて離さない。
Dee Dee Warwick / Where Is That Rainbow (Mercury 72966) - 1969
昨年亡くなった Dee Dee Warwick、日本のソウル・ファンには Suspicious Mind (Atco 6810) がポピュラーかな。初期のシングルでは Don't Think My Baby's Coming Back (Tiger 103) がアガシの名盤、その次に来るのがこの Where Is That Rainbow、そこはかとなく胸に迫ってくるクロスオーヴァー・ダンサー。拙宅に来るとガールズ・ソウルばかりをリクエスト、日本で最初に 「これ、すげぇアガシじゃねぇ」 と発したマスクマンから教えてもらったチャームな音盤。
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Tobi Lark / Challenge My Love (Topper 1015) - 1966
Mala で Tobi Legend の名前でもシングルがあるデトロイトの女性。もともとはジャズ・シンガーだったようで歌っいっぷりが微妙、評価は分かれるかもしれない。私も熱心に追っかけていたわけではないのだが、縁があるのか Topper の 2 枚、Mala の 2 枚、Palmer と完全制覇。マイ・ベストは Dave Hamilton 制作のこの Challenge My Love だろうか。これは決定的に曲が素晴しい、優雅で洒落ていて居心地が良いミッドテンポ・ダンサー、昨今では忘れ去られたクラシカルなメロディー・ラインにしっとりとセンチな気分になってしまう。フリップの Sweep It Out In The Shed では熱っぽくシャウトするTobi に出会えます。
The Wooden Nickels / Nobody But You (Omen 14) - 1966
Chester Pipkin & Gary Pipkin がプロデュース、これはサウンドが硬派なので、アガシの範疇からは外れてしまうかもね。Omen に 2 枚のシングル (Omen 14 は Vault 929 としてもリリースあり) を残す西海岸のグループ。女性がリードでバック・コーラスは男性。ダンス・フロアでは抜群の威力を発揮するバリバリのノーザン・ダンサー、何かに追い立てられるような切羽詰まった緊迫感に全身が汗ばんでしょうがない。
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I Need Your Lovin’ # Deeper In The Philly Groove (Kent)
I’ll Just Walk Away # Soul Of Money Records (Kent)
You Bet I Would # Soul Of Money Records Vol.2 (Kent)
Come On And Live # Northern Soul Time (Goldmine)
Where Is That Rainbow # Soul Togetherness Presents Villiage Soul (Expansion)
Challenge My Love # Dave Hamilton's Detroit Dancers Vol. 2 (Kent)
Nobody But You # LA Happening (Kent)

本日は「アルツハイマー」です。多くの方のご来場をお待ちしております。Rugby の Marva Lee は両面かけますよ。
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